2018/09/22

踊る老いの予習

今日はロンドンのサドラーズウェルズ劇場に拠点を置くダンスカンパニー「Company of Elders」の日本公演をさいたま彩の国劇場に観に行きました。
30人ほどいるダンサーのうちの10人が来日しての公演。
ダンサーのすべてがその名の通り60歳以上のElder。地域コミュニティーダンスからプロのシニアカンパニーとして活動を始めたのが約30年前。
このカンパニーで踊って25年の95歳のお婆ちゃんもいる筋金入りの爺婆ダンスカンパニーです。
👵👴🏻
ロンドンで観たかったのですが予定が合わず泣く泣く諦めたカンパニーが日本に来ると知って今日は遠く埼玉の劇場まで足を運びました。

様々なバックボーンを背負いながら老いて踊るその姿は穏やかにして重厚、若さだけでは到底太刀打ちできない存在感。

生きるプロフェッショナルたちのダンスは
バンバン跳んだり、ギュンギュン回ったりせずとも
エネルギッシュで見応え充分。😳
















すっかりお腹が空いて駅蕎麦@恵比寿st
かき揚げ蕎麦、大好き😋
若い頃にプロダンサーとして踊っていた人はひとりはいなくて、退職した教師だったり、薬剤師だったり。
パーキンソン病の震える手をひらひらと掲げて踊るおばーちゃんダンサーもいれば、人工膝関節のおじーちゃんも。
休み休み踊って(1曲踊るとその後はしばしフィルム上映でダンサーたち休憩)、計3曲。
インドの古典舞踊にルーツのある振付家の作品を踊ったかと思ったら、ヨーロッパで注目されているコンテの振付家の作品も踊り、締めはストリートダンス出身のヒップホップの振付家の作品で身体揺すって。🎶
人生経験に裏打ちされた無限の感性で踊る姿に憧れます。
踊りの技術云々に縛られているうちは、まだまだ〈青い〉んだ、ということを知りました。

観に行って良かった。
踊る老いのいい予習になりました。☺️


【今日のダンス映像】


こちらはちょっと古い映像ですが、Workshopの様子。