2013/06/30

永久財産

今日は目黒のスタジオで特別クラスをやりました。
バレエを踊っている方のためのフットマッサージと感覚を探りながらの基礎レッスン。
地味なクラスでしたが、自分の身体に新たな感覚を発見するためには、地味ぃ〜なことを???と思いながらもやり続ける根気と粘り強さが必要です。

とうてい簡単な話ではなく、はっきり言ってメンドーです。
が、このメンドーなことをコツコツとやった者にだけプレゼントされるものがあります。
それが新たな身体感覚の発見です。


80歳を過ぎた大々先輩の先生がおっしゃっていました。歳を取り筋肉は落ちても感覚は確実に残る、それが財産だって。
これからもまだまだ自分自身のカラダに新しい感覚を発見しなくっちゃ、と思います。
確かな身体感覚はいくら使っても残金ゼロにはならない永久財産!

バレエは感覚で頑張って感性を磨く。
あーーー、これが理想。
バレエに近道はなく、美しさを目指す道は永遠と続くいばらの道。。。かな?

本日の特別クラスに参加された皆さん、お疲れさまでした。
教えて頂いたアロマオイルを是非自分でも作ってみて、自分磨きの努力を続けてください。
やり続けた者には必ずプレゼントがありますから。

いよいよ明日から、2013年の後半。
身の程を知りつつ、身の丈120%を目指します。

本日はありがとうございました。

2013/06/29

バレリーナの為のアロマオイル

このプリントの内容は
アロマに詳しい方が書いてくださいました。
明日、日曜日(6/30)の特別オープンクラスの準備をしています。
学校の先生のように、受講される皆さんにお配りするプリントを印刷中。

プリントのタイトルは『バレリーナの為の自分で作るアロマオイル』

私も毎夜、身体のマッサージにアロマオイルを使っています。
オイルで足を丹念にマッサージするだけで、かなり疲れが取れ、翌日はスッキリ。
勿論、むくみとは無縁。
(私が足のむくみを経験したのは、長時間飛行機に乗った時一度だけです)

日頃、酷使している足の疲労が取れるということは、怪我の予防にもつながります。
バレエを踊る人は〈メンテ・オタク〉でいた方が無難です。



オタクになるくらい自分の身体に執着して、あれこれやって、繊細な感覚を養っておくと、バレエのスキルアップに役立つのはもちろん、自分の身体のちょっとした異変にも早く気がつくことができるんじゃないかと思います。
踊りを踊る上では、怪我の防止にもなるし、日常生活の上では病気の予防につながります。

明日は筋肉のこわばりや緊張を和らげる効果のあるアロマオイルの作り方を専門家の方に教えて頂いた後に、自分の足(膝から下)のマッサージ方法を覚えて、日頃、身体を自分自身でほぐせるようなスキルを身につける講座を行います。
マッサージをしただけで、確実にこわばった筋肉が柔らかくなって、ひいては身体が柔軟になります。
もちろん、明日講座の中で行うフット・マッサージは踊りを踊っている人のためのマッサージ。
足指、足裏、足の甲、足首、アキレス腱まわり、ふくらはぎ、時間があれば膝も。

専門家にやってもらうアロママッサージもいいですが、踊っている皆さんには是非ご自分でやれるようにしておきましょう。
自分自身の身体の様子が、まさに手に取るように分かるようになりますから。
自分の身体の様子を自分自身で把握できるようにしておくことは、踊りを踊っていく上で大切なことです。

ちょっと馬鹿みたいに思うかもしれませんが、「今日も、仕事も、稽古も、リハも、よく頑張った、偉い、偉い」と自分の手で自分の足を癒してあげると自分の身体に愛着が湧きます。
自分の身体を大切にできる人は、きっと人のことも大切にしてあげられます。きっと。

明日の特別クラスは参加された皆さんにとって多くの発見があるクラスになればと思います。
先客(じゃなくて千客)万来!当日の飛び入り受講大歓迎!もちろん初めての方も大歓迎!

目黒駅ビル・アトレ2の2階、目黒学園カルチャースクール内のスタジオにて15:15〜。
アロママッサージを覚えた後は、スッキリした足でバレエの基礎クラスを行います。
詳しくはホームページをご覧ください。

プリントの印刷が終わったので、今日はこの辺でおしまい。
また明日〜♪

アロママッサージでこココロはスッキリ、カラダはホッソリぃ〜♬

2013/06/28

母も踊る参観日♬

頂き物のミニジョッキに入ったビール・ゼリー。
泡はちょっと甘い卵白でした。
今日は前回の発表会で果敢に初舞台を踏んだDance Alive Balletが誇る『プチバレリーナ2』クラスの親御さんのクラス参観日でした。

(3ヶ月に一度、私の子供クラスでは親御さんにお子さんのレッスンを見ていただいています)

いつもなら母上たちはビデオカメラを片手に我の子頑張る姿を座って見ているだけですが、今日はなんと、母上たちにもお子さんと一緒に踊って頂きました。




やったのは子供たちが次の発表会に向けて、つい最近から練習し始めたマズルカ・ステップ。
第1拍にアクセントのあるワルツとは違った、3拍子の2拍目、3拍目にアクセントのあるポーランドの民族舞踊をベースとしたステップで、クラシック・バレエの中では民族色の強い〈キャラクター・ダンス〉のひとつとして踊られているステップです。

このマズルカ・ステップを小さな子供ができるように少し簡単にすると、なんだかケンケンパーといった感じのリズムのステップになってしまうのですが、まずは今までやったことのない特殊なリズムのステップに慣れ親しむ意味で挑戦しています。

それを今日は我が子と手をつないで母たちにもやって頂きました。
自分の子供がどんなことをしているかお母様ご自身の身体を通して体験してもらおうというわけです。
長島先生が突如「では、お母様達もご一緒に!」と言い出して、母上たちはさぞかしビックリしたかと思いますが、皆さん、結構楽しんでやってくださいました。
子供たちもとても嬉しそうでした。

あーーーー、しまった、お母様たちも踊っていたので、この光景は誰もビデオに撮っていませんでしたね。。。。
私が撮っておけばよかった、、、、
すごいいい記念になったはずなのに、、、、
今頃、気が付きました。気が利かなくてすいません。
『母も踊る参観日』の映像はまた何かで一緒に踊っていただいて、リベンジしたいと思います。

今宵は今日のクラスの中で使ったのと同じ音楽、バレエ『コッペリア』の第1幕にあるマズルカを聴きましょう。
これはプロのバレエ団が踊っていますからとても複雑なステップになっていますが、そのステップの基本は今日、みんなで踊ったマズルカ・ステップです。
おうちでもお母さんとお子さんで楽しく踊ってください。

本日は突如、踊ることになった参観日、お疲れ様でした。
お母様方のご尽力があってこその『プチバレリーナ』、来期もよろしくお願い致します。

2013/06/27

リセット・レッスン

狭い机の4分の1ほどを占拠して、
ふかふか毛の生えた“文鎮”の役目を果たしています。
最近になって花子が私の机の上で暮らすようになりました。
冬の間はほぼ一日中、〈猫ちぐら〉 の中で“深窓の令嬢”として過ごしていますが、暖かい時期になると冬眠から覚めたかのように〈猫ちぐら〉から出てきます。

そして、ある日から突然、私のデスクにやって来ました。
どうやら今年の夏はここで過ごすことに決めたようです。





花子を下から見るとこんな感じ。
きれいな桃色の鼻は元気な証拠。
顎に吹き出物ができる時は体調がいまいち。
今度の日曜日、目黒のスタジオで特別オープンクラスを開講いたします。
踊るための足のメンテナンス・マッサージ(ヒザ下)と、その後は基本を大切にしたシンプルなバレエ基礎クラス。

この1ヶ月、梅雨なんだかいまいちはっきりしない不安定な天気で、体調も気分もイマイチだった、、、
という方は、是非、来月に向けて心身ともにリセットをしにいらっしゃってください!

今後のスペシャル・レッスンの予定もホームページに掲載いたしましたので、ご興味のある方はCheck it now!
バレエのためのミニ・ストレッチ・ポール講座とか、ジゼルのウィリーをみんなで踊ってみよう!とか、ただ今、企画をあれこれ妄想中です。
リクエストがありましたら、是非、小林までお知らせください。


2013/06/26

アリス交代.......

読み返しておこうかな、
と思って買った文庫本。
あーーーーー、ショック。
すごーーーーーく楽しみにしていた7/7の英国ロイヤルバレエ団の『不思議の国のアリス』、キャスト変更が出てしまいました。。。。。
7/7はオリジナル・キャストだったのに、、、、

アリスを踊るはずだったローレン・カスバートソンさんの術後の足首の経過が思わしくなくキャスト変更になりました。
すごく残念。でも、仕方がないです。生身の人間が毎回毎回、お客様の前で命削る思いで身体を酷使している仕事ですから。
フレッシュな代役とベテラン、エドワード・ワトソン、ゼナイダ・ヤノウスキー、スティーブン・マックレーの織りなすワンダーランドを満喫しようと思います。




鮭、アサリ、イカ刺し、そして山芋という
オヤジ系飲み屋の晩ご飯にちゃっかり来客2匹。

今日のシャケ、ショボイよね?
(うるさいッ)

2013/06/25

嫁に出したメス

宮崎の玲子さん、ご無沙汰しております。
ずっと可愛がってくださって
本当にありがとうございます!
10年近く前に我が家で保護した子猫をお嫁に出したことがあります。

もらってくださったのは当時私の教室でバレエを習っていた生徒さんの元同僚。
世田谷区在住の女性の方でした。
お嫁に出した子猫は小さくてちょっと人見知りの三毛柄の女の子。
つけてもらった名前は「らら」。

その後、数年経ってららちゃんはご主人と一緒に宮崎へお引越し。
都会のマンション暮らしから新天地へ。

そんな彼女の最近の写真を頂き、ビックリ!
渋谷、じゃなくて世田谷の池尻のマンションでキャッキャと甘えていた子猫が、今や大地を踏みしめ生きる眼光鋭いメス猫に!






私の手のひらに乗っていた小さな子猫が、さまざまな環境の変化を乗り越え、今もこんなに立派に生きていてくれていることは、保護した人間にとってはとても嬉しいことです。

宮崎で生きる我が家の猫親戚。とても自慢に思います。
(私の手元に彼女の子猫時代の写真が残っていないのが残念、、、、
PCの不調でデータが消滅してしまったんです、、、、、)



徳島土産♪
今日は普段あまり使わない部分の脳味噌を使ったせいか、身体よりも頭の方がお疲れ。
でも大丈夫♪
頂き物のダブルスイーツで思考回路をクールダウン♬

考えるのはなかなか体力を要します。
踊るのは勿論ですが、そこそこ元気で体力がないと、様々な変化に応じた判断ができませんね。
ココロもカラダも柔軟に。
今宵もココロのストレッチをしてから寝ます。

2013/06/24

肉球テディベア

ハワイ土産のマカデミアナッツでホッ。
リハーサル真っ只中で迎えた2013年も、もう半分が終わろうとしています。

ここの所、鬼が笑う年明けのスケジュールを立てて、勝手にそこそこの仕事をした気になっています。
(実際にはまだ何もしていません)

ひとまずスケジュールが立てられると少しホッとします。
どんなに忙しくても、どんなに無茶でも、目指すゴールが明確だとあとは走るのみですから。

月日が経つのが早いと言われればそんな気がしないでもありませんが、そんなことすらろくに考えずに毎日暮らしているので、よく分かりません。
というか、実際の所、そういうことに興味がありません。



さて、ここからが今宵の本題。
相変わらずの猫ネタです。今日はかなりハイレベルです。
 Oh, ぷりてぃ〜♡








【自家製】肉球テディベアー(桃色タイプ)

※次回は(黒色タイプ)にも挑戦してみます。









肉球ベアの持ち主はこちら↑
太郎は大物ですからこんな事にはビクともしません。

2013/06/23

お帰りの儀式〜猫篇〜

フラッシュにも動じず。
でも目を閉じちゃった。

昨日は最寄りの駅へと向かう私を見送ってくれる『白デブ男爵』について書きましたが、今日はその最寄り駅から夜、帰ってくる時に必ず迎えてくれる近所のアパートに常駐している猫。

いつもアパートの外塀の上から私のことを見下ろして鼻をヒクヒクします。
「ただいま〜」と背伸びをしてオデコをグリグリしてあげると、嬉しそうに私の顔を覗きこんでくれます。




かわいい顔をしているんだけど、
これじゃよく見えませんね。
ニャーとも何ともまったく言わない猫なので、ぼんやりしていると目の前を通り過ぎてしまいます。

いつの間にか、必ず「ただいま」の挨拶をするようになった猫なので、音楽を聴き耽けって通り過ぎてしまった時は無視したと思われるのが嫌で、引き返してオデコをグリグリします。

この猫にグリグリすると途端に我が家の猫達にも会いたくなって、私はいそいそと家に帰ります。
そして、私はBeer、猫達は猫缶の至福の時。


明日からまた新しい1週間。
えんじょ〜い、えぶりしんぐ♪

2013/06/22

愛の儀式〜猫編〜




紫陽花が咲く路地裏に一匹の猫。

このブログを愛読して下さっている方に大人気の『白デブ男爵』
私の家のすぐ近くの路地裏の主です。









今日は梅雨の中休み?

白デブ男爵と自称・男爵の愛人の私の頭上には気持ちのよい青空が広がっています。

そんな真昼間から、本日も早速、愛の儀式。







撫でてぇ〜な。


腹、撫でて。


(腹肉たっぷん♪)



(たっぷん、たっぷん♪)

これがいつもの私と白デブ男爵の愛の儀式です。
天を仰いだ白い腹肉が右へ左へと大きく波打つ雄大さは世界一。
触ってよし、見てよし。たまりません。

結局、今日は電車を2本も乗り遅れて稽古場に着いたのがギリギリでした。
でも、やっぱり愛人業が優先♡
たまりません♡♡


2013/06/21

Cakewalk ♪

今日はやらなければいけない事があれこれあるにもかかわらず、ずぅーと音楽を聞きふけってしまいました。
そろそろ止めて、ストレッチして寝にゃアカン、と思って、ラスト・ワンで聞いたのがこちらの曲。
DebussyのGalliwogg's Cakewalk。
ピアノで弾いたことがある方もいるのでは?
私が使うバレエのレッスンCDにもこの曲が入っています。



Cakewalkというのは19世紀初頭に黒人の間で誕生したダンスで、当時は黒人のみならずたくさんの人たちが踊って楽しんだ流行りの踊りなんだそうです。
実際にどんな踊りなのか調べてみたら、こんな感じでした。

手をつないで、パラソルやステッキを片手に、スカート、フリフリ♪
オシャレしてみんなで楽しくダンス。
ちょっと後ろに反った姿勢で足を前にバットマンしてピョンピョンするのがこの踊りの基本スタイルでしょうか。
女子の場合、スカートを持ってコレをやればいいのかな。
こういうのも踊ってみたいです♪

2013/06/20

骨格図タイツ

よーく見るとこのX-ray photo、
股関節の大転子部分と太腿部分にボルトが入っています。
恐ろしくもとんでもなく故障した足の骨写真です。
シャレにしてはブラック過ぎるな、と思うのは私だけでしょうか?

「これこそ君に買ってあげたかった」と我が家のパティシエが言ってきた一品がこちら。
Nikeのスケルトンのタイツ

私に買ってくださる物があるなんて珍しぃ〜!!
と思ってその一品を見て絶叫しました。
「欲しい、欲しい、今すぐ買ってぇ〜!!」

しかし、残念なことにこの限定品はもはや完売でないとのこと。
ガッカリ。。。。






今の私には〈ミカエル〉という頼もしい助手の股関節模型がいますが、このタイツだったら私が履いて生徒さんたちに「股関節はこーんな感じなんですよー」って、お尻をフリフリ?したり、足をビヨ~ンを上げて見せたりできたでしょうね。
しかし、よく見るとゾッとするレントゲン写真ですが、、、、

この他にもこの世には人体筋肉図がプリントされたタイツ、なーんて言うのもあるんですね。


もしかしてコレ、夜は蛍光で光る??
だとしたら、夜間の自転車走行に最適!

ちなみにNikeでは足指関節がよーく見える靴も売っていたんですね。
どれもこれもちょっとしたおもしろ商品かとは思いますが、私とってはとっても便利な商売道具になったはずです。

バレエのピンク・タイツを履いている生徒さんを前に、このNikeのスケルトン・タイツを履いて大真面目に教える私。
想像しただけで、かなり愉快な光景です。

ステキなスケルトン商品、買い損ねてしまったので、やっぱり私には〈ミカエル〉しか頼れる相棒はいない、という事で今宵は話が落ち着き、おやすみなさい。



2013/06/19

掃除中の太郎


みなさん、こんにちは。熊太郎です。
今日も兄ちゃんに怒られて、今、反省中です。

兄ちゃんはというと、今、お掃除中です。
シューシュー、シュポシュポ、やられて喜んでいます。
掃除機が怖くて仕方がない僕には信じられません。
兄ちゃんは大物だから掃除機と仲がいいんだそうです。
ぼくは一生、大物にはなれそうにありません。。。。。





2013/06/18

はじめての「ありがとう」

今日は人から「ありがとう」と言われてとても嬉しかったです。
その人というは、「プチバレリーナ1」のクラスに通って来ている3才の韓国人の女の子。
ご両親が韓国人なので当然おうちでは韓国語、通っている幼稚園はインターナショナル・キンダーガートゥンなので英語。
我々のクラスはフツーに日本語でバレエを教えています。
彼女はまったく日本語が分かっていないわけではありません。
が、なかなか自分の口からは日本語が出て来ません。
なので、一緒にお稽古をしているお友達たちは一方的に日本語で彼女にお喋りをしてきたものの、彼女の声をちゃんと聞いたことがありませんでした。

そんな彼女が長島先生に「お水(のペットボトル)をあけて」と日本語でお願いをして、飲もうとしたらお水をこぼしちゃったので、私が雑巾で拭いていたら「ありがとう」と言ってくれました。

私もちょっとビックリしましたが、一緒にいたお友達たちも初めて聞く彼女の声に目を丸くしていたそうです。(残念ながら私は床を拭くのに忙しくて見逃してしまいました)
私も彼女の日本語を聞くのは初めてでした。
その初めて聞いた言葉が「ありがとう」。
「どういたしまして」。
いつもは賑やかな(=騒がしい?)クラスが一瞬シ〜ンとしたとてもいい時間でした。


最後処分で500円也。
靴下も履いた方が良さそう、、、
帰りに渋谷のチャコットでポアントを買ったのですが、ユニクロにも行って、スリッパを買いました。
料理をする時に履くためのスリッパです。

夏はベタベタ、家の中では素足で過ごしています。
が、キッチンに立つ時は絶対にスリッパを履かなきゃダメよ!とついこの間、ある方から言われました。
落とした包丁が足に刺さってしまう恐れがあるからです。

私に忠告してくださったのは、落とした包丁で足に大怪我をしたことがある方。
でも、今はポアントをはいて踊っていらっしゃいます。
忠告を聞いて料理用スリッパ。
キッチンに立つ時はかならず履きます。
と言っても、私の場合、キッチンに立っているのはわずかな時間ですが。。。。


2013/06/17

未完成の靴


明日は新しいポアントを買いにいかないといけません。

バレエシューズもそうですが、ポアントもけっこうお金のかかる消耗品です。
もうちょっと延命できるかな、と思って潰れる寸前のポアントにニスを流しこんでみたりしますが、梅雨の時期は乾きも遅く、イマイチです。
が、私は潰れる寸前のポアントにもう一度、ニスを流しこんで履くのが好きです。
履き心地がなんとも言えず好きなんです。
うまく言葉で表現できませんが、自分の足にすっかり馴染んでいて、足裏に吸い付くような感じがたまりません。
でも、それが一番踊りやすいかというとそうではなく、結局、同じメーカーの同じタイプのポアントを、何足も“現役ポアント”としてキープしておくことになります。

ポアントという靴は、たいていのメーカーが1足5000円以上、FREEDだと1万円近くするのに、買ったままでは“未完成の靴”で、リボンやゴムをつけて、少しでも履きやすいように壊したり柔らかくしたりして、さらにそれを稽古で履いてならしてようやく使える靴になります。
他の靴だとしたら、買ってすぐ使い物にならないなんて、不良品です。返品されて当然。
なのに、ポアントは当たり前に“未完成の靴”。
靴が未完成の分、それを履く側のスキルに“完成度”が求められる靴です。

大人からバレエを始めたとしても、せっかくバレエを始めたんだから、是非、ほかの踊りには存在しないポアントを履く所まで粘ってみて欲しいと思っています。
最低でも数年はかかると思いますが。

ポアントはとんでもない“未完成の靴”ですが、自分のカラダでリアルにバレエを味わうことができる靴です。
もちろん、こんな靴ですから、バレエは好きだけどポアントは履きたくない、という人がいても不思議ではありません。
なので、無理強いはしません。
無理に履いた所で、上手く踊れるようになるような甘い靴ではありませんから。

はぁ〜、明日は未完成の靴を買いに行かなきゃ。

今宵はRoyal Balletのポアントに関する映像を見てから寝ます。
Mara Galeazziさんはクロスゴム派なんですね。
私もゴムはバッテンにしてつけるのが好きです。


2013/06/16

(続)Gottschalk

タイのプリッツはビールに最適♪
今日も心身ともにデトックスしました。
ダァーっと汗をかいて、ザァーとシャワーを浴びて、シャーっと自転車で帰宅♪

昨日の野沢菜プリッツに続いて、今日はタイのご当地プリッツ。
タイ旅行から帰ってきた方からの頂きものです。

さて、今日はプリッツのみならず、こちらも昨日の続き。
昨日のGottschalkのステキなワルツで踊るABTの作品、振付家は誰かしらん?と書いたら、早速、回答が飛んできました。
Lynne Taylor Corbett(リン・テイラー・コルベット)というBrowdwayでも活躍した女性の振付家の作品だそうです。
ということは、曲も振付家もダンサーもアメリカの、Made in USAな作品なんですね。


コミカルで楽しいGottschalk × Lynne Taylor × ABTのMade in USA作品をもうひとつ。
意気がって踊る少年ふたりでフレッシュに踊ったら、さぞかし楽しい作品になるでしょうね。
好きです、こういう見て楽しい作品。踊って楽しい作品。


2013/06/15

完璧デトックス

軽井沢土産の野沢菜プリッツで
お疲れ様の一杯♪
蒸し暑ッ、、、、、

今日は自分の稽古2時間、教えの仕事3時間で全身完璧デトックスしました。
帰りは汗でドロドロ、、、、、
でも、お風呂に入れば、気分スッキリ♪
仕事をしながらにして、デトックスが完了するのであれば言うことなしです。

火照った身体に染み渡る至福のビール。
よく働いた身体がホッとひと息ついて、途端にジュワッと筋繊維の間に乳酸が湧き出てきます。
これをストレッチでザザぁ~と流して、明日に備えます。
疲れはしますが、身体を使い切ると気分がいいです。
使い切ることすらままならない怪我をした経験があるので、使い切れることが嬉しいです。




自家製ピクルス。
余っちゃった野菜と切って入れておくだけの
 手抜きヘルシー常備食。

汗をかく季節は酢の物をよく食べるようにしています。
というか、身体が欲しているのか、自然と食べたくなります。
身体の中がスッキリ爽やかになります。

ドロドロ、ベトベトだった今日はステキな音楽と踊りを見て終了とします。

今日の稽古で使った曲、Gottschalk(ルイス・モロー・ゴットシャルク)のThe Dying Poet。




この曲を使ったAmerican Ballet Theatreのステキな作品があること、生徒さんが教えてくれました。(コレオグラファーは誰なんでしょう?)
踊っているのは長きに渡ってABTのプリンシパルを務めたSusan Jaffe
Susan Jaffeの長く見せる(実際長いとは思いますが)アームスの使い方、とても参考になります。


2013/06/14

100万年後を目指す


本日も熊太郎ネタから。


大好きな兄さん猫「太郎」の尻尾の匂いを嗅ぐ「熊太郎」。

(にいちゃん♡)












(・・・・・・ッ!)











バシバシ、バシッ!
尻尾で往復ビンタ、バシッ!!

大好きだからって、兄さんの匂いを嗅ぐのは100万年早いということです。






あーーーーー、バレエも100万年かかる勢いでムズカシイです。
これができるようになるのは来世になっちゃうかも知れないと思いつつ、今日に至ります。
現世で頑張るだけ頑張って、でまた来世で頑張るだけ頑張ることになるんじゃないかという予感。
なんとも壮大な話です。
この身ひとつでやっていることですが、かなりスケールのダイナミックなことをやっているんですね。

【今日のプチバレリーナ達】
みんなでお手てをつないでアッサンブレ♪
なーんと今日は前から後ろのアッサンブレにもチャレンジしました。
コレ、大人でもおしりが引けて難しかったりします。

ちっこいの、グイグイ追い上げてきますからね。
大きな皆さんも気負いを入れて頑張らないとぉぉぉぉぉーーーー。
Me too........

2013/06/13

必殺!お母ちゃんピン

(・・・・・・・)
今日は猫達のブラッシングをしました。
太郎にいさんと花子ねえさんは、ブーブー文句を言いながらも、何だかんだ気持ちがいいので、ブラッシングの間、爪研ぎの上でじっとしていてくれます。

が、問題は熊太郎です。
コイツ、堪え性が皆無でじっとしていられないどころか、ブラッシングが嫌いで、キレて、暴れて、噛み付きます。
最悪です。

そこで登場するのが〈必殺!お母ちゃんピン〉
木製の洗濯バサミ。
これを熊太郎の首根っこにピチっと止めます。
(この木製ピンは指を挟んでもたいして痛くない軽く止まるピンなので、首根っこを挟んでも怪我はしません)




そろそろ我慢の限界、、、
すると、あら不思議、堪え性がない熊太郎がグッと我慢します。

お母さん猫は子猫を運ぶ時に、ガブっと子猫の首根っこをくわえて運びます。
なので、大人になってからでも、猫は首根っこを摘まれると若干おとなしくなるんです。
三つ子の魂なんとやら、子猫の時の記憶が蘇るんですね。

この子猫時代の記憶を利用して、ブラッシングの時は熊太郎の首根っこにお母ちゃんピンをピチっ!っとやるわけです。
問題児猫と暮らしている方は一度お試しあれ。
ただし強いクリップとかでやってはダメですよ。
痛くて、怪我しちゃうから。




フツー価格の豆腐がまったりと美味しくなりました。
【今宵の塩糀】
今頃になって、塩糀にハマっています。
『塩糀豆腐のモッツアレラチーズ風カプレーゼ』
名前は妙に本格的ですが、塩糀に一晩漬けた豆腐と野菜を混ぜて、レモン汁とオリーブオイルをかけただけのシンプルな一品。

今日、スーパーで乾燥糀を発見!
保存瓶を調達して、自家製塩糀、やる気満々。
“料理”を漬けておくだけの“発酵”にすり替えて、健康的に、かつ楽チンをしようという作戦です。

2013/06/12

バレエというお稽古事

「最近、足の指がさらに伸びたんじゃない?」
と人から言われた私の足。そう??
今日は10日以上ぶりに鍼の先生の所に行きました。

頑張り疲れが少々溜まった身体にぷちぷちと小さな風穴を開けて、風通しのきっかけを作ってもらって、あとはまた自分でストレッチしたり、稽古したりして、動きながらさらに風通しを良好にする。
私にとって鍼はそんな感じの、ひとつの身体メンテナンス作業です。

鍼をしてもらいながら先生と色々なことを話します。
今日は「ストレス・マネジメント」をいかにするか?について。
何をしていたって、どんな生き方をしていたって、ストレスがないなんてことは絶対にない。
だから、ストレスに備える。
ありとあらゆる準備をして備える。まずはそれが基本。




しかーし、人生には想定をはるかに上回る予期せぬ自体がドカーンと起る。
とてつもないストレスが襲ってくる。
それでも、ある程度の対ストレス準備がなされていれば、ドカーンときたものに押しつぶされずになんとか生き伸びることができる。
少々傷ついても、死にはしない。
そうやってなんとかしのいだ経験は精神的な強さになる。
もちろん、それに比例して、肉体も強くなる。

「バレエって続けていると嫌でも強くなるよね、嫌になっちゃうほどムズカしいのに、それを練習して練習して、舞台にまで上がって人前でやるんだから」
というのが、バレエの稽古をしたことがある鍼の先生の感想。
(先生は男性ながらも、ダンサーの治療のために自らレッスンをしていたことがあります)

できないことをやるのは、できることを気持ちよくやるよりも、ストレスがかかります。
日々の稽古をしているのは、そのストレスを最小限に止め、本番にドッカ~ンと一気にストレスがかかってもパニックにならないためなのかも知れません。
ストレスに慣れる訓練とでもいうんでしょうか。

ド緊張する本番はストレスがあってトーゼン。
お稽古事のバレエであろうと、舞台(=本番)は緊張するし、それ相応のストレスもある。
そのストレス・マネージメントが日々の稽古と、そしてその他の色々な準備。
生まれて初めての発表会を経験した子供たちが、終わってみるとなんだかグンと成長しているのは、このストレスに打ち勝ってひとつの事を成し得た自信と自覚が芽生えているからかな、と思います。
オトナの生徒さんの中にも、舞台で踊るという経験をして、普段の雰囲気が少し変わったなと思う人もいらっしゃいます。
人って、何歳になっても経験によって、変われるんですね。

大変な事に向かってできるかぎりの準備をする。
そんなバレエというお稽古事ができれば、他のことも頑張れるはず。
思い切って1歩前に進もうという人の背中を、そっと押して3歩先を教えるのが私の役目でしょうか。

「先生」って、先を生きるって書くんですよね。
今は皆の先頭を生きていようと頑張っているのですが、この先、お若い皆さん達に3歩先へとガンガン進まれたら、私はあっさり皆の後ろに回って、皆さんのお尻をペンペンと叩く役目に徹しようと思います。

ふぅ、明日はきっと雨。
楽しい自転車移動の木曜日なのにぃ。。。。。
ジメジメしていても心身ともに風通し良くぅ〜。

2013/06/11

塩麹ラタトゥイユ

カラダがどんよりしている日は
この程度のシンプル晩ご飯でおしまい。
付け合せはクスクス。

今宵は夏野菜を使って南仏名物ラタトゥイユとワインでさわやかぁ〜♪

とかやってみましたが、遂にやってきた本格的な梅雨ぅ。
しかも台風まで来ていて、ドドーーーンと低気圧。
ドロ〜ンと重い、重い、じっとり重い私のカラダ。。。
こんな天気だからでしょうか?今日の稽古場は空いていて、いつも以上に先生からあれこれアドバイスして頂けた有難い日でした。




我が家のパティシエの蔵書。
『調味料の便利帳』

が、今日の私のカラダはとんでもなくどんよりとしていて重たくて、なだめてすかして動かすのに苦労しました。
こんな時は気合いと筋力だけで頑張った所でたいして有益な稽古にはならないので、いっそのことアッサリ諦めて、限りなく力を抜いた所で何ができるかやってみます。

「だいぶ無駄な力が抜けてきた」
とか言われて、さらにもうちょっと無駄な力が抜けるんじゃないかとやってみたら、見事に肝心要の腹奥の力がスコンと抜けて、ズドンとルルベが落ちました。ふぅ、、、
あぁ、低気圧、大嫌い。
私のカラダは私より遥かに繊細で正直者です。





食べてよし、読んでよしの面白い本です。

話は今宵の手抜き晩ご飯に戻ります。
今日のラタトゥイユは初めて塩麹を使って作りました。
野菜の甘味が更に甘くなるんですね。
自家製塩麹を作ってみようかと思います。
乾燥麹ってどこで売っているんでしょう?

この夏は発酵食品で乗り切ります。
あとはしばしお休みしていた〈なんちゃってインド人=ほぼ菜食生活〉を復活する予定。



2013/06/10

リハMaxで20回+α

地味な稽古を100万回して
キラリと輝く一瞬の本番♪
発表会のお知らせを皆様にお配りしはじめたばかりで、参加エントリーの締め切りは8月のお盆休み明け。
まだまだ先の話のような気もしますが、私の方では今、発表会のリハーサル・スケジュールを決めています。

自前のスタジオがあるわけではありませんから、今から確実にリハーサル場所を確保しておかないといけません。

今日は2月15日の本番までのリハーサル進行の大枠が決まって、ホッ。
毎週日曜日のリハが基本で、自分の踊りのブラッシュアップに集中できるのが約20回。
その他、オトナ&コドモ揃っての全員での合同リハが3回くらい。
衣装合わせだなんだとワサワサ、ガヤガヤするリハが最低でも1回、、、、Max20数回。




このリハーサルに加えて、日々の稽古もやるとしたら、やっぱり生徒の皆さんには20回+αのリハーサルが肉体的にも精神的にもマックスではないかというのが私の考えです。
本番へ向けての時期が冬ですから、疲れすぎて怪我をしてはいけないし。
仕事だってしているわけですから。
回数をこなすことよりも、毎回のリハにいかにいいコンディションで集中するかの方が大切で、それが踊りの質を上げる基盤だと思っています。
テクニックの向上はもちろんですが、限りある回数のリハでの中で、今の皆さんが一番ステキに見えるように踊りをコーディネイトするのが私の役割。

リハーサルを進める上での細々とした交渉事は今のところ、着々と順調に進んでいます。
お金も時間も、そしてエネルギーもそれなりに必要とするわけですから、踊る人たちに少しでもいい環境を整えるのが、まずは私がやるべき仕事です。

その一方で、早速、私と演目に関する交渉がスタートした生徒さんもいます。
自分のやりたいことをまずは私にぶつけて、それが現実問題、可能かどうか一緒に考えます。
これをやりたいんだったら、これをやらんとアカンで、という課題が明確に見えてきます。
これが、発表会を契機としたレベルアップの第一歩です。

そんなこんなの今日、目黒のクラスには生まれて初めてバレエをやろうと見学に来た方がいらっしゃいます。
発表会に出る人も、発表会に出ない人も、皆さん私の所でバレエをやってくださっている大切な生徒さんです。
あらゆるスタンスでバレエと接する人たちに接することが私の仕事。

色々な人がいるんだから、色々なバレエとの関わり方があっていい。
私のバレエとの関わり方もその中のひとつです。
関わり方は色々でも、バレエでいう5番ポジションは全世界どこでも5番ポジション。
ターンアウトは、ターンアウト。
絶対に我流は許されません。
それがバレエ。
そのバレエの世界で色々な人が共存できることがおもしろく、楽しいところです。

皆さんにバレエを楽しんで欲しいです。
おやすみなさい。また明日〜♪

2013/06/09

NYC subway-1980's

今日は暑かったですねー。

コレは最近、私が着ているTシャツです。
きったない地下鉄のホームに警察犬を連れたポリスの姿。

John ConnというNY在住の写真家が撮った1980年代のNY subwayのひとコマ。

観光客は乗ってはいけないと言われた時代のNY subwayの写真です。




稽古場の近くの市場で写真家本人が自分の写真集やパネルを売っていました。
稽古の時間まで少しあったので、店先で見本の写真集をちょっと見るつもりが、濃厚な写真に見入ってしまい、結局、椅子まで出してもらってまるまる1冊堪能させてもらいました。

「NYのsubwayはクリーンでセイフティーになった分、おもしろくなくなったんだ」
タダ見の客の私に当時の事を色々と話してくれました。

今、マンハッタンを走っている一番キレイで車内の駅表示もとても見やすい電車はMade in Japan。富士重工(※訂正)→川崎重工が作っているそうです。
それが、NYで暮らすニポン人の自慢と誇りだとか。

稽古後、写真家のおじさんの所に再び行ってこのTシャツを一枚買いました。
(I♥NYとかいうTシャツよりはマシでしょ。)

今でも、時々、サイトで検索してはおじさんの物騒なsubway写真を見ています。
決してキレイな写真じゃありませんが、ひとつの時代の空気を切り取ったいい写真です。
興味のある方は是非こちらを。

ふぅ、、、、仕事に戻ります。
来年の2月までのスケジューリングで頭がク〜ラクラ。
ちょっと昔なら、そんな先の事、生きてるかどうかも分からないんだから考えても無駄と、乱暴な事を言えたりもしましたが、最近、そうもいかなくなりました。
自分の予定を考えているよーで、実は自分の予定じゃなかったりしますからね。


お手伝いする?
(いえいえ、結構です)

これしきで頭がク〜ラクラしちゃうのだから、有能な秘書がいた方がいいよーな気もしますが、そーすると秘書が有能ゆえ、私がじゃんじゃん働かされそうな気もします。
なので今のところ、ご親切な秘書志願のお申し出は丁重にお断りしています。

今宵もカレンダーを前に、ひとりク〜ラクラ。
毎度、毎度、舞台はまっさらな白紙からのスタート、何ができるか楽しみです。


 

2013/06/08

Beethoven's Piano Sonata No.3

今日は昼間のコンテのクラスでインプロ(=improvisation=即興)をやりました。
インプロ、大好きです。
何の制約もなく好き勝手に踊れるから好きなんじゃありません。
音を瞬時にカラダでキャッチして、自分のカラダから溢れ出てくるモーション。
その瞬間がインプロで踊る醍醐味。と思って、今はムズカシイことは考えずに踊っています。
インプロ=かなり本能的で、動物的。

自分でも予期しない思わぬ自分が飛び出してきます。
が、やっぱりそれは自分の中に蓄積された物の中から飛び出してきたもので、自分の中にないものがいきなりポコンと飛び出して来るわけではありません。
ある程度振りが決まっているクラシック・バレエや、振付家の踊りを踊る創作作品、コンテンポラリー作品とは違って、インプロは今の自分の感覚、感性が丸裸の状態で出てきます。
いいとか、悪いとか、上手いとか、下手とかいった次元の話ではなくて、瞬間的にスッポンポンになってしまう感じでスリリング♪
すっぽんぽーーーーーん。
バレエも、そのくらい勢いでやりたいものです。

夜は目黒で疲れたのなんのとボヤきながらも、3時間みっちりバレエをやるステキな生徒さんたちのクラス。
発表会もありますからね、ポジティブにエネルギッシュに、頑張らないとぉ〜♪

帰りは大好きなシュローダーが演奏するベートーベンを聴きながら帰って来ました。
Play It Again, Charlie Brown (Full Episode) 約25mins
目黒から電車に乗って、西新宿の最寄りの駅に降りるまでにちょうど見られる長さ。
子供の頃、Snoopyの漫画を読んで生意気にも人生を勉強をしていたせいか、今でも時々、見たくなります。
真面目にシュローダーとなら結婚してもいいと思っていましたからね、今でもこういうタイプ、好きです。




2013/06/07

踊るための雑務

おぉーーー、鼻先が黒々、テカテカ。
ステキなまん丸おめめの黒猫
「しじみちゃん」。
義理のおねいさんのオタクのお嬢様です。
一族にいる総勢9匹の猫の中で一番若くて一番お転婆。

まだ「しじみちゃん」は赤ちゃんだったのに、家に来た時、先住の兄さん猫が彼女のあまりのお転婆ぶりにちょっとノイローゼになってしまったほど。

現在、この「しじみちゃん」に会いにもいかれず、毎日の仕事に加えて発表会に向けての雑務に追われる毎日です。
これさえクリアすればあとは稽古場で汗を流すのみ。稽古場で汗かく方が好きです。
が、細かい雑務もやっておかないと後で困ります。


来年の2月の本番を目指して、いまからチマチマ、アクセクあれこれして、本番前は余裕で行こうというのがいつもの私の作戦です。
余裕で本番♪
ぜったいに本番に余裕なんてないって分かりきっています。
でも、精神状態は余裕でいきたいんです。
どーにもこーにもアップアップになってしまうと怪我しますから。

生きた人間が頑張ることですから、そうは上手くいかないかもしれませんが、怪我人なし病人なしで本番後の打ち上げビールを美味しく飲みたいです。
結局、お前の目標はいつものそこか、と言われてしまいそうですが。
私のこれまでの経験の中で、打ち上げのビールがぜーんぜん美味しくなかったこと、結構ありますから、やっぱり美味しく飲みたいわけです。
そのためには、トーゼンやることやらないと。

というわけで、今はPCをパチパチ、踊るための雑務に勤しんでいるというわけです。
明日から生徒の皆様に発表会のお知らせをお配りいたします。
出陣(?)表明をされた方には追って申込用紙をお渡しいたします。
打ち上げで美味しいビールが飲みたい方のご参加、お待ちしております。


2013/06/06

自家製フムス!

母さま曰く「塩が強くて似て非なるものになっちゃった」
NYで食べたフムスも塩気はこのくらいありました。
 今日は義理の母さまの所にお借りしていたトランクをお返しに伺いました。
帰り際に手渡されたのは、ジャムの瓶と一冊の本。
なーんとジャム瓶の中身は自家製フムス
私がNYで毎日食べていた、アレです!
自分で作ってみようと思っていたフムスを早速、母上が作ってくださっていたのです。さすが!!
(我が一族は皆さんこのブログを読んでくださっているので、私の趣味嗜好、日々の行いはすべてバ〜レバレなのです)




Hummus, one of the favorite Israeli dishes,
is made out of cooked garbanzo beans.
(garbanzo beans=ひよこ豆)

そして一冊の本とは
『POPULAR FOOD FROM ISRAEL』
イスラエルの料理本。

母上は敬虔なクリスチャンゆえ、イスラエルにも巡礼に行ったことがあり、その時に買ってきた料理本で、私がここの所、フムス、フムスと言っているので、貸してくださいました。
本家本元イスラエルのフムスレシピを入手♪
フムス以外にも魅力的なイスラエル料理の数々。





ピタパンの中にチキンの炒めものが入っている
エルサレムで最近人気のファストフード。


イスラエルのレストランでお馴染みの
キノコと玉ねぎの煮込みスープ。
フムスと一緒に食べるとのこと。


魅惑のイスラエル・デザート。
アプリコット、りんご、なし、桃、プラム、レーズンのシロップ漬け。

あーーー、私の胃袋がイスラエル巡礼を欲しています。
神様のお近くには美味しそうなものがいっぱい♪
敬虔なクリスチャンの母上に比べて、食べ物に目が眩んでいる私は凡人以下。
それでもぜんぶ食べてみたいイスラエル料理。

やっぱり、己の前世、ニポン人ではなかったような気がします。

2013/06/05

【命名】ミカエル=大転子♪

この骨盤の形からしてこの標本は男性。
ミカエル君です。
 私の助手の名前が決まりました〜!
『ミカエル=Michael』です。

たくさんのご応募、ありがとうございました。
海の向こうNYで皆様からのオススメの名前の数々、楽しく検討させて頂きました。
※ここまでの成り行きがサッパリ分からない方は、こちらのブログをご覧ください。

有名バレリーナの名前や、小説に出てくるバレエにちなんだ登場人物の名前、そして解剖学的見地から考えた名前等々、実に色々な名前がありましたが、やっぱりバレエ的に考えるとターンアウトしやすい外国人の股関節(骨格)のイメージから名前を考えてくださったのか、和名はみごとにひとつもありませんでした。

で、このミカエルですが、皆様ご存知の通り、旧約聖書に名を連ねる四大天使の一人で、ジャンヌ・ダルクに神の啓示を与えた天使でもあります。


なんとも神々しい名前ですが、命名に至った一番の理由は実はそこではありません。

「先生、骨盤の名前はミカエルくん。大天使=大転子。ベタですが」

ベタと言えば確かにベタ。でも、いたってシンプルな、しかもおやじギャグ的なダジャレネームが気に入りました。
大天使=大転子。見事な解剖学的ダジャレです。

股関節っていったいどーなってんの?足を開くためのターンアウトっていったいどーやるの?
という事を分かりやすく皆さんにご説明するために導入したこの“助手”には、うってつけの名前です。
ミカエル=大転子!
すてきな名前をつけてくださって、ありがとうございます。


さて、このミカエルという名前をつけてくださった方には、私よりささやかなNY土産があります。
マンハッタンで一番大きなバレエショップCapezioのバッグ。
チュチュを入れるのはちょっとキツイかもしれませんが、楽屋や稽古場に持っていくかさばる稽古着等を入れて持ち歩くのに使えるかと思います。

次回、お稽古にいらっしゃる時にご一報ください。
お持ちいたします。

このミカエルが私と一緒に皆様の前に登場するのは、来月(7/15を予定)の『からだの時間』です。
乞うご期待!



ちなみに今月末(6/30)の「からだの時間」は皆様からもう一度やって欲しいとリクエストが多数ある膝から下のフットマッサージをもう一度やります。
詳しくは近々ホームページに詳細を発表いたしますので、そちらをご覧ください。

15分で足が細くなった!と歓喜する生徒さんが続出した噂の?足痩せマッサージ。
でも、本当の趣旨はむくみや疲れをセルフ・メンテナンスできちんと取ろう!
コンディションのいい足で、しっかりと稽古をしよう!という、こっちの方です。
今回はアロマの専門家の方からの踊る足に優しいアロマオイルのご紹介もあります!
(個人的にはこっちが楽しみ♪)

とにかく皆様、普段の稽古が大切なのは言わずもがなですが、「からだの時間」にもいらっしゃいませ〜。
ミカエルとのツーショットが撮りた〜い!とかいう話は、追々、私と直接交渉してください。

さて、とっとと寝ないと。
明日は一日中、車移動ですぅ。。。。。