2019/08/29

バレエなお宝(その1)

昭和30〜40年に来日した外国のバレリーナって
こんな感じだったんですね。
ポーズが似てる。
某出版社に勤めていた義理のお父さんはこの世で酒を飲み尽くし、夏目漱石の『我輩は猫である』を携えもうだいぶ前にあの世へ行ってしまいました。
猫と文学を愛し、政治にも通じていて、歌舞伎、クラシック音楽といった芸術にどっぷりと浸かって生きていた文化人。
中でも「バレエ」は学生時代から大枚をはたいて観ていたという筋金入りのバレエ好き。
そんなお父さんが持っていた日本で出版された戦前?戦後間もない頃のバレエ本、当時の公演プログラムは恐れ多くも私が大切な遺品として預かっています。
まさにレトロなバレエ的お宝。
なのに、私の日頃のバレエの資料に混ざって置いてあるだけなので、この秋はこのお宝をきちんと整理してちゃんと保管しないと、と考え中。
勉強の合間に少々カビ臭いページをめくり始めてしまうと読みふけってしまってやるべき仕事がちっとも進みません……(^_^;)


超お宝はマーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレイエフの来日公演プログラム。
引退が噂されていた絶世の踊る美女フォンテインとロシアから劇的な亡命をしたヌレイエフのコンビ。
さすがバレエマニアのお父さん、この歴史的な日本公演をしかと観ている!
なんと昭和38年、招聘元は日本経済新聞社。
(もちろん私はまだこの世に生まれていない頃の話です)
一般のバレエ好きはもちろん、日本中のバレエやっている人たちがこぞって観にいった
歴史的公演だったそうです。