2019/12/02

「舞台医学」でラフマニノフ🎶

今月いっぱいにやり終える座学のひとつが「舞台医学」(Stage Medicine)です。
と言っても、今年中にやれるのは概要程度のことですが。。。😐
今のところ、日本では〈スポーツ医学〉はかなり一般的になり専門のドクターも大勢いて確固たる学会も存在します。
でも〈舞台医学〉というのはまだ言葉としても一般的に認知されていなくて、実際にダンサー、音楽家、役者といった芸術家特有の疾患に携わっているドクター(主に整形外科医)はいますが、日本国内に〈舞台医学〉に特化した学会は存在していません。
そんな分野をあちこち手探りで勉強中。。。🙄

ダンサー関連の分野ではアメリカには1990年に設立されたIADMS=International Association for Dance Medicine & Science というドクターやアーティストなど様々な分野の人たちが垣根を越えて集う学会?というか団体があって、そこの情報が私的には最新の〈舞台医学〉の情報源。
来年の秋には日本でシンポジウムがあるのでそれまでには基本的な事は頭に入れて、実際にシンポジウムに参加して色々と実践的なことや最新のことを勉強できると嬉しいのですが……
今のところ英語の論文とか資料、記事を読むのにクラクラしているレベルでどうなることやら……😣😖😫😩💦

そんな勉強のさなか、早速、寄り道……😆
世界的に有名なピアニストであり作曲家だったラフマニノフは実はマルファン症候群という遺伝性の疾患で親指から小指までは27センチという異常に大きな手の持ち主だったそうです。
なので、彼が作曲した名曲、ピアノ曲の中でも最も難しいとされているピアノ協奏曲第2番はプロのピアニストでも練習のし過ぎが原因で手関節の運動障害を発症してしまうケースが多々あるとの事。
つまり普通の人間の手では演奏困難な域の難曲、医学的に言うと怪我をするリスクが高い名曲なんですね、カッコイイ曲ってただモノじゃないんだっていうことをお勉強しました。
今宵の寄り道、おしまい。😌

【今日の1曲♪】そのピアニストの手に厳しいラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。
浅田真央さんが氷上で舞ったあの曲です。