2018/05/15

跳ぶのも走るのも本能

生徒さんから頂いた猫のしおり。
岩合光彦さん撮影のNYのピザ屋の看板ニャンコ。
ふぅ〜、今宵は1ページの勉強もままならず
もう眠くてダメだ…🤤
今日は小さな子供たちに飛んだり跳ねたりを教える火曜日。
なのですが、お稽古の最中に4才児達がポロリと言い出したのがこんな事でした。
「ママがとんじゃダメだって」
「うちママははしっちゃダメだっていうよ」
えっ……それってどーいうこと?🙄
つまりはぴょんぴょん飛び跳ねるとマンションの下の階のご迷惑になり、うかつに走ると人にぶつかったり車に轢かれそうになったりして危ないからダメ、そーいう事なんですね……😔
都会で暮らす子供たちが自由に伸び伸び体を動かす場所は非常に限られています。

私もこの東京の、小さな都営団地で育ちました。
母親から下の階の人に悪いから家では飛び跳ねるなと言われて育ちました。
それでも、跳んで回って、私は家でも踊りまくっていたので、母は事あるごとに下の階で暮らすおばさんのお宅に菓子折りを持って詫びに行っていました。



【今宵のおつまみ】
チーズたっぷりのトマト🍅のオーブン焼き
その下の階のおばさんは糖尿病が原因で子供をつくれなかったおばさんで、いつも私の事をとても可愛がってくれました。
私がドシンドシンやる事も、毎日下手くそなピアノの練習をする事も「頑張っている」と言って褒めてくれて、しかも母親とケンカしてすぐプチ?家出する私の事を何も聞かずに泊めてくれました。
その団地から引っ越して、大人になって、自分で車の運転をするようになったある日、懐かしの団地を訪ねたら、下の階のおばさんは糖尿病が悪化してすでに亡くなっていました。
私がドシンドシンとやっても嫌な顔ひとつしなかったおばさんにちゃんとお礼が言えなかった事、今でもとても悔やんでいます。


「ここは飛んだり跳ねたりしていいのよ〜❗️」と言ったら、子供たちは途端に嬉しそうにビョンビョン飛び始めました。
なーんだ、本気出せばできるんじゃん。😊
7/22の発表会ではそんな子供たちが広い舞台の上で思いっきり走って思いっきりジャンプする姿をお客様の前で披露する予定です。
その走る姿、跳ぶ姿はまだまだバレエとは言えない拙いレベルかも知れませんが、転ばなければそれで良し、転んでも泣かなければそれで良し。
本番まであと2ヵ月。子供たち、まだまだ化ける余地あり。


【今日のバレエ映像】何かと時間に追われる毎日、子供の話に真剣に耳を傾けて、子供に真剣に話をするのは決して簡単なことではありません。
それでも出来る限り子供と真剣に話すのがそばにいる大人の務めかな、と思います。
ちなみに、私は子供と話をするのが好きです。
正直、大人と話すより楽しいし、頷ける事が多い。教わる事も多いです。😜