1987年制作の西ドイツ映画 |
稽古で一番最初に耳にするPlieの曲が私の大好きな映画『バグダッド・カフェ』のテーマ曲「Calling You」でした。
ちょっと疲れている時でも、何か気がかりなことがある時でも、バーの横に立ち始まるいつもの稽古。
最初のPlieの曲がとても美しい旋律の曲だったり、自分の大好きな曲だったりすると、疲れも気がかりなことも一気にどこかへと吹っ飛び、とても気分よく心から体を動かし稽古に集中できます。
Plieの曲って、本当に大事。
私は自分が教えるクラスのレッスンCDを決める時、一番はじめのPlieの曲がどんな曲かを吟味してセレクトしています。
その私の大好きな『バグダッド・カフェ』の「Calling You」を弾いてくれたのは、私がよくお世話になっているアカンパニスト(=稽古用ピアノ奏者)さんで、いつも先生や振付家の注文を的確に音に込め、かつダンサーをとても気持ちよく踊らせてくれるステキな方。
今日は「バグダッド、弾いてぇ」という私のリクエストに応えてくれたのでした。(注)いち生徒がピアニストさんに曲をリクエストするなんて、本当は御法度です。
砂っぽいルート66と不思議な色の空にブーメランが飛ぶ光景を思い浮かべながら、私はそれはそれは気分よくDemi plie 〜、そしてGrand Plie〜♪
ちょっと切なくおかしな人達が繰り広げるとてもハートフルな映画。
舞台はまさにアメリカですが、アメリカ人が描いたアメリカでないところが好きです。
去年の12月に制作20年を記念したディレクターズ・カット版が再上映されていたのに、発表会のリハーサルに忙しくしているうちに見逃してしまいました。。。。
『バグダッド・カフェ』が公開されてからもう20年かぁ。
私は得も知れぬ懐かしさに浸りながら、Plieしているのかも知れません。
今晩はジェベッタ・スティールの歌う「Calling You」を聴いてから寝ます。