目黒の稽古場からの帰り、日本が世界に誇るマエストロ、小澤征爾さんが亡くなったと知って悲しくなりました。
ガン闘病をしながらオケを率いるその姿は年々痩せていましたが、ステキな白髪とボーボー生えている眉毛からは音楽へのパッションが迸っていて、どうかこのままずっと……と思っていましたが、やはり来る時が来てしまったんですね。
私は小澤征爾さんをはじめ、名だたる音楽家を輩出してきた桐朋学園音楽部の子どもための音楽教室に通って生まれて初めて音楽に触れました。
その後、私は音楽から踊りの道へと進みましたが、なぜ踊りが好きなのかと問われた「そこにはステキな音楽があるから」と答えます。
【今日の音楽🎶】小澤征爾さんがボストン交響楽団で指揮をしていた時の名演『白鳥の湖』。全編テンポがロックのように早く、これでフェッテを32回転したら劇場から飛び出しちゃう勢いでダンサーとして聴くとハラハラしますが、音楽としてはこのテンポの方がエネルギッシュでキレがあってクールです。
ダンサーの踊りに合わせてのバレエ音楽ですが、チャイコフスキーは本当はこのテンポを想定して作曲したんじゃないかと、私は勝手に想像しています。
きゃー、こんな早いのやめてぇー🙀💦と突っ込みを入れつつ、今日は小澤征爾指揮の『白鳥の湖』をノリノリでジャンスカ聴きまくりました。😭🎶
