2013/03/11

あれから2年

大震災から2年が経ちました。
あの日、一体何をしていたかと言うと、私は家にいました。
もちろん、自分の稽古もできず、夜の教えの仕事も急遽休講にして。。。。
我が家にしては珍しくテレビが付けっぱなしで、ブログを見るとたいしたことはしていません。

地震の後、1週間くらいは教えの仕事ができる状態ではなく、結局、自分の稽古をしに自転車で稽古場に行く毎日でした。(一応、余震に備えてヘルメット持参で自転車移動していました)
ダンサーはみんな公演が中止になったり、教えの仕事ができなかったりで、つまりは失業状態。
そうなると、結局のところ自分の稽古くらいしかすることがなく、稽古場はそうそうたる面々が黙々と稽古をしているというちょっと異様な時期でした。
私がよく行く稽古場の大先生は戦時中に踊っていた方なので、こんなときこそ芸術家は働くべきです!という確固たる考えをお持ちで、周りがなんと言おうと稽古場を閉めませんでした。


毎日、余震におびえていた熊太郎。
地震の恐怖で少しは痩せるかと思いきや、
まったく痩せず、、、、

私も1週間も経たないうちに教えの仕事を再開しました。
予想していた通り、こんな時期に踊りだなんて不謹慎極まりないとご意見くださる方がいました。
が、いつも通りにやりました。(スタジオの電気は半分にして節電)
誰も来なくても仕方がない、と思ってスタジオに行くと生徒さんが数人来ていました。
皆さん、お仕事もままならず自宅待機中の身でしたが、ひとり暮らしでテレビを見ていると怖くなってしまうから稽古に来たとのこと。
早々に稽古を再開して良かったかと今でもそう思っています。

今思うと、あの地震は自分の価値観や考え方が鮮明になるいい機会でした。