2017/04/10

猫の股関節

今日はパンの焼ける香りで目が覚めました。
でもこのパン、私のではありません。。。
今日は土曜日に息を引き取った我が家の女帝、
婆にゃん、花子のお葬式。

深大寺の動物霊園に向かいました。
我が家の猫は代々、深大寺です。





















たくさんのお花に囲まれ、大好きだった我が家のシェフ作の焼きたてパンを抱えて行きました。
腹が減って三途の川が渡れないようでは困りますからね.....(^_^;)
最後に肉球をムニュムニュしました。猫の肉球って、永遠に柔らかいんですよ。



メソメソすると腹が減るぜぃ、ということで花子がお骨になるまでの間、
天ぷらと蕎麦をつまみに真っ昼間から1杯やりました。
深大寺霊園、いいですね、
シュンとしがちな火葬中に美味しいもの屋さんがいっぱいの参道をぶらぶらできる!




蕎麦屋で出てきた日本酒を見てビックリ、“長生き”って書いてある!
十分に長生きした花子の葬式にピッタリのお酒! ※奈良のお酒「生長」です。(^_^;)


ガーーーーン、鬼太郎茶屋、月曜定休日でお休み。鬼太郎手ぬぐいが欲しかったのに......(T_T)



きゃっはーーーー、お饅頭!
でも、お葬式で紅白饅頭は不謹慎でしょ.....(-_-)
という事で、草餅饅頭にしました。(^^)



















さて、ここからが今日の本題です。
花子の骨は予想通り20歳と8ヶ月のお婆猫にしては立派過ぎる、それはそれは見事なものでした。
※以下、遺骨の写真が出てきます。
(猫を亡くした経験のある方、今一緒に暮らしている方はどうぞ泣かないで)
猫をよくご存知でない方はなかなか見ることはない猫の骨かと思いますので、一度ぐらいは見てみてください。



背骨と肋の細い骨、頚椎、大きい2つは肩甲骨。
花子の遺骨は骨が大変立派だったので、まるで標本のようにキレイに焼きあがりました。
しかもお手伝いしてくださった霊園の方が獣医学部出身の方で、それはそれは丁寧に骨を並べてくださって、とても分かりやすく猫の骨格について説明してくださいました。
愛猫の葬式でこんな事を言うのもなんですが、大変勉強になり興味深いものでした。

こんな立派な骨だったらもうちょっと生きてもよかったんじゃないかと思ってしまいますが、生きて美しく、死してなお美しくを貫くあたりは花子らしいなと納得して帰ってきました。



しっぽ、踵の骨、膝のお皿に足指の骨、
食欲旺盛を支えた
顎の骨と牙もしっかりありました。
足の骨と骨盤。
まん丸の股関節の骨頭がすばらしくキレイで感動しました。
すでに変形しているであろう私の股関節とは大違い......





無事にお葬式、終わりました。
皆様から頂いたお悔やみの品々はしっかと花子にお供えした後、
残されたオス猫たちと私が代理で頂きます。
優しいお心遣い、本当にありがとうございました。