2012/07/20

音楽との出会い

長島先生に頂いたお魚のおやつパン♪
中身はさわやかレモンクリームでした。
今日は『プチ2』こと「プチバレリーナ2」の日。
これまで子供達にはバレエのお稽古に慣れ、そして集中できるようになることを最優先に、レッスンの音楽は毎回同じ曲を使ってきました。

「これはブリッジの曲」「これはスキップ」「これ、違う曲だよ」
子供の〈耳〉の成長は驚くほど早く、すでにたくさんの曲に親しみ、曲名こそ知らないものの、その曲がカラダの中に確実に染み込んでいます。




そろそろ、その小さなカラダに新しい音を吹き込んでみようと思いました。
どんな反応をするのかな?
かけてみたのは、とてもきれいで、優しくて、ゆったりしているワルツ。
ドリゴの「愛のセレナーデ」。

ちょっと聴かせてみて「これ、どんな感じの曲かしら?」と問いかけてみると、しばし耳を澄ましてからこんな答えが返ってきました。
「きれいな曲!」
4、5才の子供には、すでにきれいなメロディーだと感じることのできる感受性がちゃんと備わっているんですね。

早速、そのきれいな曲に合わせて、優しく、きれいに腕を動かし、そして静かにプリエをするということを教えました。
私も目の前でやってみせましたが、教えたのは私ではなくて、その“きれいな曲”。
そのメロディーが、きれいに、優しく、そして丁寧に自分のカラダを動かすことを、彼女達に教えてくれました。
音楽って本当にスゴいです。
バレエにおいて、音楽こそが最大の師であり、有能な教師なんじゃないかと思います。

今宵はその「きれいな曲!」をもう一度聴いてから寝ます。
これからも色々な曲をたくさん聴かせてあげようと思います。
ダンサーとしての耳を育てるのも、私の役目です。