2011/07/08

夏を制する者

「夏を制する者は発表会を制する」というのは、
私が子供の頃に通っていたバレエ教室で言われていた事です。
暑くてシンドイ夏にどれだけさぼらずに必死に稽古をしたかが、
翌年の発表会の配役に大きく影響しました。

秋になってから主役を狙ってどんなに頑張ったところでもう遅く、先生に“やる気”を見せるのは絶対に夏でした。
ちょっと下手っぴでも夏に実証して見せた“やる気”を買ってもらって、秋から冬にかけて踊りの技術を上げて、そして春に舞台でそれを開花させるチャンスをもらう。
夏休みに家族でハワイ旅行に行く生徒には絶対主役はこない。
これも私の育ったバレエ教室で密かに言われていた事。確かにそうでした。



台湾菜食の本も入手♪
この年になって改めて夏を制する者でいないといけないな、
と思います。
〈夏を制する者は己の年齢を制する〉

暑くてシンドイと言ってダラッっとしたひと夏を過ごしても、涼しくなればまたもとのやる気と体力が自然と戻ってくるのは20代。

「これじゃいかん」とやる気を出してなんとか体力が追いついてくるのが30代。

「このカラダ、何とかしたい」と思ってもやる気を出すのが精一杯で、体力は坂を転がり落ち、再び坂を上がるのにはもっと頑張らなくちゃいけなくなるのが40代。






今日の菜食おやつは〈緑豆湯〉=リュウドウタン
クリックするとレシピが見られます。
大人から始めるバレエの場合、バレエの上達を目指すとしたならば、稽古を続けていく体力があるかどうかが大きく影響します。
季節を問わず、踊るエンジンは回し続けていないと、踊れるようにはならないというのが現実。
これは私が厳しいんじゃなくて、多くの人が憧れるバレエそのものが美しくもキビシイ世界だということです。
バレエは誰にでもキビシイんです。






坂を下り始めたら、ヤバい。
40代の私は己の身を以てそう思います。

そんな私はもっか菜食を楽しむ毎日。

これは緑豆と麦を甘く煮たぜんざい。→
夏の身体の火照りを摂るとかで、台湾の小学生はこれを冷やしたものを水筒に入れて持ち歩いているんですって。
これにお餅のひとつも加えたら、稽古前の立派な朝ご飯になりそう。


バレエをなめたらいかんぜよッ!
と己に言い聞かせながら、明日も自分を見捨てる事なく、汗してバーの横に立つのみ。
そーんな夏をクリアしたら、秋の私は立派なオバ〜んだけどビューテフォ〜!!
だといいな。
エーメン。