ムードラ・バレエ・スクールで学びベジャールバレエ団でダンサーとして踊りつつ振付家として頭角を表し、ベジャール亡き今、フランスを代表する舞踏作家。
私がヨーロッパで一番好きな振付家です。
バレエを学んだからこそ、ダンスの根源に行き着いたその考え、感性が自分にもしっくりきます。
(以下、マギー・マランの言葉)
「私はバレエの技術は多くの人をダンスから排除していることに気がついたのです。ふくよかな人も年老いた人も、ダンスはあらゆる年齢、身体、民族の表現であるはずなのに。ハンディキャップを抱えた身体、不自由な身体に基づくダンスの創作に取り掛かった。これが『May B』の冒険の始まりでした。」
一見、奇怪な白塗り舞踏にも見えますが、まったくそうではなく、人間の〈哀〉と〈愛〉に満ちた作品で、舞台上の10人のダンサーの中に必ず〈自分〉がいる、そんなとても身近に感じられる作品でした。
1981年発表された衝撃作にして、いつの時代にも通じる名作、また観たいです。
ちなみに、マギー・マランはバレエでもお馴染みのプロコフィエフの音楽を使った『サンドリヨン=シンデレラ』も作っていて、私にとってはこれが初めて目にしたマギー・マラン作品。
これが踊れるんだったら、本気でリヨン行こうかと思ったほどの衝撃作でした。
YouTubeで全編出ていますが、DVD📀だったらお貸しできますので全編ご覧になりたい方は是非、私まで。私が一番泣いてしまうシンデレラです。😭