2014/04/15

春の目覚め(ポアント編)

この春、「ポアントに挑戦してみませんか?」と声をかけた生徒さんがおふたりいます。
子供の頃にバレエ経験があって、オトナになって再開して2年程?の生徒さんと、オトナになってから初めてバレエを習い始めて4年目?の生徒さんのおふたり。
これまでのバレエ経験や、身体の条件はそれぞれ違いますが、ポアントを履くことで何か新しい発見を自分自身で身体で得ることができるだろうな、という所まで来ている生徒さんなので「挑戦してみましょう!」と声をかけました。

よく「ポアント履くと引き上げが分かる」とかいう事を耳にしますが、私はそうは思っていません。
「ポアントを履くと引き上がっていなかったことがよく分かる」んです。
ポアントの場合、バレエシューズでこそこできていたと思っていた程度では手も足も出ない.......というのが現実です。

履いていきなり踊るは愚か、立つことさえままならないポアントですが、コツコツと地道に稽古を重ねてきた生徒さんの身体は、少しずつだとは思いますが、新しい踊る靴を柔軟に受け入れていってくれるんじゃないかと期待しています。

ポアントを履く以前の稽古がしっかりしているからこそ、ポアントを履いてからの稽古が生きてくる。
彼女たちがどんな風にポアントと相対することができるか?私のこれまでの仕事が試されます。
本当に、恐ろしいくらい、ポアントって、これまでどこでどんな風に稽古をしてきたかが一目瞭然、バレちゃいますからね。
ふぅ〜、キンチョー。でも楽しみです♪

最近はバレエショップでリボンやゴムを縫い付けてくれたりもしますが、ポアントリーナならバレエ上達への願掛けと思って自分で縫い付けるのもいいのでは?
ポアントデビューまでもうしばらく時間がありますので、リボン&ゴムの付け方とポアントの履き方、予習しておきましょう!