2014/04/03

余生の【墨出し】作業

今日は稽古場に行く前に母が暮らす予定のマンションにいきました。
これは前から気になっていたマンション入り口の柱に貼られている一枚のポスター。
調べてみたら、1944年6月10日、第二次世界大戦下、ナチスドイツの武装親衛隊がフランスのオラドゥールという村の住民ほとんどを虐殺したことを伝えるポスターでした。
おそらく資料館か、ドキュメンタリー映像のポスターでしょう。
マンションには映像制作会社がいくつかオフィスを構えているのでそんな関係もあってこんなポスターが貼られているのかもしれません。
淡い色合いの退屈な風景があるようなマンションではありません。
誰がどんな意味合いでこのポスターを貼ったのか、気になります。いつかマンションの誰かに聞いてみようと思います。


今日はそんなマンションで母も立ち会って【墨出し】。
【墨出し】というのは、工事中に必要な線や位置などを床や壁などに表示する作業。
大工さんが墨つぼを用いて墨で表示することから、“墨出し”と言われている建築用語です。
今日はぜーんぜん知らなかった建築用語とその工程を勉強しました。
簡単に言うと、こんな感じで工事を進めますよ〜という線引き作業を、施主が確認したというわけです。

こんな感じで図面が床や壁に具現化されていきます。
まだ平面ですが【墨出し】が終わると
いよいよ立体化への作業=工事が始まるんですね〜


肝心の施主である母は、現場監督の話している最中ほとんどうわのそらぁ〜
なのに、キッチンと洗面の高さはゼッタイに高くするように要望。
なんでもリハビリという何の筋トレに励んでいるお陰で82歳にして身長が2センチも伸びたとか、、、、
なのでキッチンと洗面は低くては困るとのこと。
あたしゃガイジンだと言わんばかりで、トホホ。。。
丸くなってきていた背中が、少々しゃんとしたんでしょうか。
そんな母はどんなに年をとってもオッパイの形を保つためにブラジャーが大切だと力説するオババです。
そんなオババの【墨出し】作業に同席して、疲れました。
ふぅ〜
スッキリ気分を変えて稽古場へ。



【今日の晩ご飯】焼き鮭、筑前煮、
いんげんのバター焼き、もやしもバター焼き、
白米、大根とわかめの味噌汁
今日は〈思慮深い身体〉で稽古をしまた。
〈悩める身体〉ではなくて、
〈思慮深い身体〉。
自分の身体に対するイメージを変えると、外から見える姿が変わるんじゃないか。
自分の踊りを変えるのはなかなか大変です。
だから、技術的なことは勿論ですが、豊かなイメージを持って、あれこれやってみるのもいいかなと思って。
けっこう良かったですよ。
この手つかえるかも!
続きは稽古場で〜♪