2012/01/18

ポアント㊙グッズ

オトナからバレエを始めた人たちの憧れの靴、トウシューズ。
バレエを習い始めたばかりの子供達にとってもやっぱりトウシューズは憧れ。

日本では「トウシューズ」というのが一般的なような気がしますが、海外では『ポアント』と言うことがほとんど。
実際、海外のスタジオではトウシューズの稽古をするクラスのことは『Pointe Class』であり『Toe shoes Class』とは言いません。
なので私も自分のクラスはポアントクラスと言っています。



さて、その憧れのポアントを履き始めると常に付いて回る悩みが自分に一番合ったポアントは一体どれか?ということと、足先が痛くなる事なく快適に履くにはどうしたらいいか?という問題。

今日は私が愛用している爪先が痛くなる事なく履くための秘密グッズをご紹介。
『スーパーゲル衝撃吸収シート』。
ハンズのゴム素材売り場で売っている特殊ゴムです。





こんな感じの透明ゴムシートで、これをポアントの先の形に切って中に敷きます。
そしてトウパッドをした足を入れれば、あ〜ら快適!
2時間ポアントを履き続けても大丈夫。
親指が長くどのポアントを履いても、親指の先が痛くて年中、ポアントを履き直さなくては痛くてやっていられなかった私が、あれこれ試して行き着いたのがこのハンズで売っている『スーパーゲル』です。

最近では似た様な素材でできたトウパッド等がチャコットといったバレエショップでも売られていますが、ハンズで買う『スーパーゲル』の方が断然丈夫でお値段も安く、自分の好みの形に切って使えるので便利です。




ビヨーンと伸びても切れません。

特殊なゴム素材ゆえ、ポアント内部にボンドで張り付ける事ができないのが唯一の難点。
でも、ポアントを履く際に靴の中でこの『スーパーゲル』がヨレたりしないようにサイズをうまく調整して切り、何回も履けばじきに慣れて、ササッと『スーパーゲル』を内蔵して履ける様になります。

最近では靴の内部にクッション素材が内蔵されたポアントもありますが、足先の快適さを比べたらこの『スーパーゲル』に勝る物はありません。

とは言っても、ポアントに乗っからずにキチンとボディーの内部を引き上げて立つことが、足先が痛くならずに済む一番確かで大切なことです。



その昔、「昔は生肉を入れていたんですって」とか言う話を先生からお聞きしたことがありますが、足先の肉というか爪が当たって痛いのだから、そこに“生肉”を入れるというのは理にかなっているような気がしなくもありません。
きっとお安いコマ切れ肉ではダメでしょうね。松坂牛のステーキ肉あたりでしょうか?
さすがにこちらの方は試した事はありません。