→(昨日の続き)
絢爛豪華な大宴会が続くバレエ『眠れる森の美女』、原典版だとオペラ並の全幕4時間強。最近、改訂版として初演された熊川版『眠り』だと今時のテンポに合わせて再構成されて、それでも全幕2時間半をゆうに超えます。
そんな長編作を最後まで観られるのはバレダンサーの素晴らしさもあるかも知れませんが、私はダンサー以前にあの音楽を作ったチャイコフスキーが凄い👍と思っています。
ゴージャス過ぎるてともすると胸焼けしそうなお話に、チャイコが音楽でメリハリをつけているから多少お尻が痛くなってもあの結婚式まで観られるわけです。
圧巻はまだダンサーのひとりも現れていない幕間前のプロローグ。パンチの聴いた旋律で客席にいる人間を一気に物語の中へと飲み込んでいきます。
最強のつかみ一発ッ。🎶😻🎶
皆さんも「今日はやる気が出ないなぁ……」という日のカンフル剤としてご活用ください。満員電車に中で聴いたりすると効果サイコーです。🎧🎶