2013/10/19

Silver Swans




帰ってくるなり、即ビール。
ぷぅ〜とひと息つきながら、猫達にご飯。
ビールのお供はアボカド。
スプーンでくり抜いて、鰹節をかけて醤油を少々。
これで十分。
緊張がほどけて、ジュワッと筋繊維の間に乳酸が出てきます。
足裏と腿裏。
脳味噌もジュワッとします。



数年前に、「50歳からのバレエ」とかいうシルバーバレエのクラスをやって欲しいという依頼がありました。
が、お断りしてしまいました。
私のクラスに来ていらっしゃる50歳以上の方々は皆さんとてもエネルギッシュなチャレンジャー。
そんな方々と接している私には50歳以上の方々がシルバーとは到底思えず、「シルバーバレエ」とか言って、無理のないように怪我をしないようにと、大したこともしないバレエのクラスをやってもあまり意味がないんじゃないか、今の私がやるべきクラスじゃないんじゃないか、とかいう思いの方が強く、結局、実際に何をどうやったらいいのか、その加減がよく分からず、今の私には実力及ばずということでお断りしてしまいました。

今でも、私のまわりの50歳以上の方々はとてもアグレッシブでシルバーなんて言ったらとんでもなく失礼。
むしろ、人生の先輩、バレエの世界の先輩として学ばせて頂くことが多い“先生たち”です。
当たり前ですが、数年前よりは私は数年歳をとったわけですから、多少は歳を重ねつつバレエと付き合っていくのがどういうことなのか、少しずつは体験、体感しているのですが、、、、うぅーん、まだまだシルバーとかいうのがリアルには分かりません。

いつの日か、私にもできるかな美しきおばーちゃまバレエクラス。
イギリスにはSilver Swansというすてきな女性たちが日々、レッスンに励んでいるそうです。
この記事を読んで、Silver Swansを教えるのもステキだし、自分がSilver Swanになるのも悪くないなと思いました。

いずれにせよ、今をきちんと生きていないと、シルバー白鳥になって大空を舞うことは無理でしょうね。
バレエの基礎力以上に、人としての基礎力が問われる、きっと。
明日はこれからの人生の中で一番若い日、ガンバります。