2011/10/08

魅せる踊り

最近頂いた
柳家花緑さんの手拭い
これは先週の話ですが、稽古もクライマックスのGrand Waltz、ステップの途中の振り向き様がぬぼぉ〜としていたせいで、見て頂いていた先生にガッツンと言われてしまいました。
『そんな後ろ姿じゃ、男は振り向かない!!』

あーーーー、先生のおっしゃる通り、ステップに翻弄される後ろ姿じゃ、オトコはおろか犬だって振り向いちゃくれません。
朝っぱらの10時から気張ってバーの横に立った稽古の終盤で見事に撃沈、、、、(ションボリ)




私も自分の手拭いを作りたい!


ベジャールバレエ団で踊っていた小林十市さんの弟、柳家花緑さんのおnewの手拭いを持って、気分よく稽古場に行ったのに、拭ったのは冷や汗でした。

どんな時も自分が見られていることを意識しなければいけない。
どんな時も人の心を魅了する自分でなければいけない。





今日はコンテンポラリーのクラスで、私はまだ踊りの経験がほんのわずかのアマチュアダンサーに負けました。(少なくとも私は負けた思っています)

カラダの動きはちょっとギクシャク、カウントを取るのも精一杯、
なのに、隣りで踊っていた彼女は自分の見た目などまったく関係なく、気持ちよーく踊っているのでした。
なーんにも関係ない、ただただ踊りたいだけ。
そんな純粋な気持ちで踊る彼女の踊りは、上手く踊ろう上手く見せようとしてしまう私には到底かなわない輝きがあるわけで。。。。

〈見せる〉踊りじゃなくて、〈魅せる〉踊りがしたい!
媚びるのは嫌だけど、魅せる踊り。

「見せろ、見せろ、もっと見せろ!!」と言われて育ってきたけれど、
それは「魅せろ、魅せろ、もっと魅せろ!」だったのだと、今頃になって気がつきました。
あーーーーーーー、今晩、寝られないかもぉ。