2011/02/18

問題の2㎜

今晩は昨日新しく買ったチャコット製ストレッチ・バレエシューズの話の続き。
早速、新宿村のオープンクラスで教える際に履いてみました。


(上)裏返しにした状態。つまり内側

ストレッチ素材(と言ってもビヨ〜んと伸びるわけではありません)の生地は程よく足指の形に添ってくれて、生地の目は一見荒く見えますが、ゴワゴワ固いわけではありませんでした。
親指と人差し指が長い私にはなかなかいい感じのストレッチ具合。
肌触りもなかなかGood。
ゴムは最初からついています。





同じピンク系でも比べてみるとかなり違います。
→(左)がチャコット製ストレッチ・バレエシューズ。
色はヨーロピアン・ピンク(=濃いオレンジに近いピンク色)
ピンクタイツに合わせにくいかも?
生足には合いそうな色。

(右)はWEAR MOI製のシューズ
色はサーモンピンク(薄いピンク)
こちらの方がピンクタイツには合う色。





※既にスタジオの汚れが、、お見苦しくてスイマセン。
 私が愛用しているフランスWEAR MOI製のスプリットソールのバレエシューズ(下)と比べてみると・・・・

WERA MOI製よりもチャコット製(上)のソールの方が、前側、後方踵側ともに少し大きめなのが分かります。

チャコット製のシューズの前後のソールの間が少しクチャクチャしわが寄っています。
実は、ここに秘密が・・・・↓




(左)チャコット製(右)WEAR MOI製
シューズの内側を見てみると、前後のソールの間にゴムが渡してあって、履くと足裏の生地が土踏まずにフィットするように作られています。
これがかなりいい感じのフィット感!

WEAR MOI製の場合、この部分の生地がキャンバス生地ではなくて、かなり柔らかいストレッチ生地でできていて、それが土踏まずにフィットする作りになっています。
各社の工夫が見て取れます。




さて、こちらがチャコット製の新しいシューズのポイントとなる踵部分。
ソールの内側に衝撃を吸収するためのおよそ2㎜のクッション素材が内臓されています。

ちょっと膨らんでいるのが分かりますか?→

微妙な身体バランスを必要とするバレエにいおいて、「2㎜」とはかなり大きな数字。



踵に2㎜の厚さが加わることでどう踊りに影響するのか?
今日の所は教えただけなのでその辺までは分かりませんでした。
明日の稽古で実際に履いて踊ってみます。

問題の「2㎜」はいまだもって私には踵部分のちょっとした違和感。
この「2㎜」が自分の踊りにどう響くか、実験報告はまた明日。

ク〜ルクル回れて、ハラリと跳べちゃって、バッチリ、バランス取れちゃったりして。
なーんて、甘くはないのがバレエです。