客席はガラン。 |
今日はめぐろパーシモンホールで今週の金曜日に開催される発表会の「場当たり」をしました。
「場当たり」とは演劇用語ですが、バレエでも使う言葉。
袖からの出入りの位置、踊りの位置、動線などを実際に舞台の上に立って確認する作業のこと。
つまり場所の当たりをつける作業のことです。
本来は、「場当たり」後、照明等も入った本番と同じ状態で実際に音をかけて踊ってみるのですが、今回はたくさんの教室が集まっての合同発表会。
全9曲約30分の「場当たり」を半分の15分で終えなきゃならないという無茶な「場当たり」。
でも、生徒さんたちは事前に何回か舞台と同じ原寸サイズでリハーサルをしているので、それをふまえた上で、私がたいしてガナル(→訳注あり)必要もなく、チャッチャとフルに自分の脳味噌を使いながら、一緒に踊る仲間と相談しつつ「超高速・場当たり」をしてくれました。
さらにスタッフさんから余計に10分も時間を貰えて、ラッキー!
かくして「超高速・場当たり」は無事に終わりました。ホッ。
※ガナル(=これも業界用語。先生がマイクを持って「もっと右ぃ〜!」などと場当たりの時に客席から叫ぶこと。日頃のリハーサルがうまくいっていない教室ほど、場当たりの際、先生がヒステリックにガナリます)
ちなみに「がなる」とは江戸時代からある俗語だそうです。
「場当たり」後、私はスタッフさんと照明等、演出の細かい打ち合わせ。
そして、新宿村スタジオに移動して、今日やった「場当たり」をふまえた上での原寸リハーサル兼「ドレス・リハ」。
※ドレス・リハ=本番と同じように衣装・頭飾りを着けて行うリハーサル。
本番の時の「音のQ出し」はダンス経験豊富な義理の妹が担当。
仕事終わりで新宿村に駆けつけて、音出しをしてくれました。
※「音のQ出し」=舞台袖の音響さんに音を鳴らす合図(=Q)を出すこと。
20:30に終了。ビデオ・チェックをしてから大荷物を持って、21:30に帰宅。
ふぅ。。。。
「疲れちゃった」と口にした生徒さんに「気のせいです」とか言いましたが、今日は昼に「場当たり」、夜に「通し稽古」の長丁場。しかも本番目前。
疲れていてトーゼンですね。お疲れさまでした。
【今日の晩ご飯】
牡蠣のクリームパスタ。
残念ながら白ワインがないのでビールと。
これだけでは足りずにその後、パンやらフルーツやら、色々食べました。
深夜から雨が降ってまた冷え込んで来ました。
本番の金曜日は雪になるとか。。。。
ひえぇ。