2010/01/11

ハタチの頃。

今日は駅のホームで晴れ着姿のお嬢さん達を見かけました。
成人式ですね。

かなり昔の話ですが、私にもハタチになった頃があります。
幼い頃からため込んだお年玉とコドモながらにバイトをして手にしたお金すべてを持ってひとりパリにいました。
11月の末頃にシャルル・ド・ゴール国際空港に降り立ち、クリスマスから年末年始、そして2月の自分の誕生日過ぎまで粘りましたが、資金が底をつきに仕方なく帰国しました。
本当は運命の人と出会ってそのままフランス人になって消えてしまう予定だったのですが、夢はかないませんでした。
そんなこんなで成人式に出席したこともなければ、晴れ着を着たこともありません。

誰にも文句を言われないひとり旅。
異国の地でハタチになり、えらくオトナになって帰って来たつもり。
当時、吸っていたタバコは「ジタン」。
今、思い出すと幼過ぎて笑えます。


→ひとりだったので自分の写真は鏡を使って自分で自分を写したこの1枚だけ。

隣にあるのは通りの名前で引く辞書のようなつくりのParisの市内地図帳。
街中を貸し自転車で移動していた私の必需品でした。




→中はこんな感じ。
貸し自転車屋のおにいちゃんに教えてもらって現地で買いました。
パリッ子も使う便利な一冊。