2016/11/12

Royal Ballet@London〜『アナスタシア』〜


今日は雨なので地下鉄ピカデリー線で稽古場へ。
まずは最寄りのRussell Square駅で
175段の階段を下って下界のホームを目指します。
もちろんエレベーターはありますが、
いつもお年寄りと子供連れで順番待ちの列が.....
一応、“健脚”なので
若者に混ざって一気に階段下り。
足元を気にしながらの螺旋階段続きなので
しばらくすると若干、目が回ってきます.....(@_@)


稽古場近くのCovent Garden駅に着くと
今度は193段の階段を上って地上を目指します。
巨大なエレベーター5機はもちろん長蛇の列。
ここでも自分の足が頼りです。

地上に出る頃にはすっかり汗をかいて
稽古場前のアップは完璧♪
 リッチな旅行では味わえないリアルロンドン♬
ロンドンでいい汗をかきたい方は是非。



今日は週末なのでBallet Conteの稽古はなし。
代わりにRADのベテラン先生の
ポアント付きバレエクラスに出ました。
初対面の私にお母さんのように親身になってくれる
とても素晴らしい先生でした。
踊っていて「Lovely!」と言われるのって
とても嬉しいですね。
稽古の後、近くのBLOCHに行って
ポアントを買おうと思ったら、
週末ということで早々と閉店.....
代わりに靴屋を何軒か覗いて
お茶して劇場へ移動♬
上演中にお腹がグーとなったら恥ずかしいので
少し食べました。^^;


コベントガーデンの劇場と言えば、
もちろんRoyal Opera House
よく知られているガラス張りのステキな正面玄関先は
只今、工事中。






ケネス・マクミランの振付作品
『アナスタシア』
前から3列目の席で鑑賞。
この作品、日本ではやらないでしょうね。
でも、観るべき作品のひとつ。
皆さんもロンドンにお越しの際は是非、是非。
(目の前がツルリン☆でもちゃんと見えました)
今年プリンシパルに昇格した日本人ペア、
平野亮一さんと高田茜さんも主要な役で出ていました。
どの男性ダンサーよりも長身な平野さんは
リフトの達人!
高田さんはニコライ2世の元愛人のバレエリーナ役で
非常に難しいパ・ド・ドゥを暗い歴史の影を感じさせる
独特の美しさで踊っていて
とても見応えがありました。
どの女性ダンサーよりもつま先がキレイ!!!
日本人もついにここまできた!というのを
目の前で見られて嬉しかったです。



ロビーはRoyal OperaとRoyal Balletの歴史館。
マーゴット・フォンテインの銅像に向こうには
ルドルフ・ヌレイエフ。


工事中のガラス張り正面玄関の中は
幕間の社交場となる広いバースペース。
2回の休憩は各25分。
こちらで長蛇の列ができるのは
トイレではなくてシャンパン♪
日本とたいぶ違います。
ヒースロー空港からアパートまで
特急列車に乗らずに地下鉄移動で節約した分を
美味しく飲んでしまいました。。。^^;






















22時に劇場を出て帰りは地下鉄2駅分を気分良く歩いて帰ってきました。
【今日の晩ご飯】冷蔵庫の中の残り物をかき集めてこんな感じ。
さすがにケールという青汁の葉に飽きてきました......
明日は再び買い出しに行かないと。


【今日のバレエ映像〜Royal Ballet『アナスタシア』リハ〜】
ちょっと長い映像ですが、マクミランの独特の振りがじっくり見られます。
今日のアナスタシア役もこの映像と同じローラ・モレアさんでした。
1時間21分目からバレリーナ役を踊る高田茜さんのリハが見られますのでこちらも是非。
西洋人にはないチャーミングに見えて妖艶な雰囲気は絶品。
顔が小さくて首と手足が長い!手首から先の使い方が特にステキです。