2016/07/06

Tico Ticoで夏バレエ♪

つい最近から新たに使い始めたレッスンCDの中にちょっと面白い曲が入っています。
「Tico Tico」という曲。これがアレンジされてバーレッスンのJeteの曲になっています。
「Tico Tico(ティコ・ティコ)」と聞くと????という感じですが、曲を聴いてみるとよくは知らないけれども、どこかで聴いたことのある調子のいい曲。
バレエのレッスンに使うにはちょっと珍しい曲。
でも何だか元気が出る♪

そんな話をしていたら現在Summer Vacation中の米国大学生の生徒さんがこの「Tico Tico」ついて調べてくれました。
なんでもブラジル音楽で正式には「Tico Tico No Fuba」(=粉をついばむ雀)という曲だそうです。
この曲はブラジルのジャズとも言われているショーロというブラジルのポピュラー音楽のスタイルの曲で、アメリカ人と始めする世界中の人に知られるきっかけになったのは映画『コパカバーナ』だそうですが、もっと一般的になるきっかけを作ったのは1942年のディズニー製作の実写とアニメーションから成る『ラテン・アメリカの旅』という映画。
この中でドナルドがサンバの国ブラジルを旅してこの「Tico Tico No Fuba」という音楽と出会います。

今日はそのシーンを見ておやすみなさい。
夏っぽくてお尻をフリフリしたくなります♪皆さんも是非。(*^^*)
(38分位からTico Ticoのシーンです)

ちなみにこの『ラテン・アメリカの旅』はアメリカの、ディズニー映画の中の隠れた名作です。
約40分。お時間のある方はラテン・アメリカを旅すると思って見てみてください。
1942年=昭和17年。
そんな時代にこんな実験的でかつ芸術的、そして楽しいアニメーションを製作していたアメリカ。
日本が肝っ玉と竹槍で相手にできるような国では到底なかったな、というのが戦争を知らない私の率直な感想です。