2014/11/12

コロコロ半熟玉子の手

バレエ用語集と同じような
写真解説付きFosee Styleの基本ステップ集。
すべての踊りを知り尽くしているわけではありませんが、やっぱり踊りの中で難しいのはバレエだと思っています。
踊る上ではもちろん、言葉の上でも。
バレエ用語はフランス語。
バレエをよく知らない人にとっては、Ronds De Jambes a Terre だの、Pas De Chevalとかいうのは発音も分からなければ意味も不明なまるでおまじないのような言葉。
ましてやそれがどんな動きなのかなんてまったく分からなくて当然です。

が、ほかの踊りだとその辺の言葉に関しては、ハードルが低く、とても分かりやすかったりします。
例えは私が今、バレエとは別に勉強しているBob FosseスタイルのTheater Jazz。
バレエと同じく、手や腕、上体、腰回り、歩き方、身体のポジションなどにすべて名前がついています。




JazzといえどもRond de Jambe with Wrist Curisなんていう
足の動かし方(ステップ)があります。
それが英語なので読めばだいたいどんな動きかが分かってイメージがつかみやすく、私にとってはフランス語よりはるかに簡単。

Teacup Fingerとかいうティーカップを手にしたような形の指先だったり、
Cranking at the Hipという腰の動きだったり、
Window Washerなーんていう読んだ通りのアームスの動きがあったり。
ちょっと面白いところでは、
Shoeshine、Bedroom Slippersというステップの名前。


中でも私が好きなのが、Soft-Boiled-Egg hands(=半熟卵の手)というFosse Style独特の手の動き。
軽くグーにした手が卵。半熟卵を作る時に卵をお鍋の中でやさしくコロコロさせて茹でるように、その軽くグーにした拳を右や左へとゆらゆら揺らす手の動き。
バレエにはない手の動きで、私はこの何とも言えない不思議な動きにすっかり魅了されて、Bob FosseスタイルのJazzが大好きになりました。

この週末はNYからFosse Styleの先生がTokyoに来るのでWorkshopを受けに行きます。
先月NYで勉強したことを忘れないうちにもう一度。

バレエとは違う踊りを勉強していてつくづく思います。
バレエをやっていて良かったって。
たとえターンアウトしない踊りでも、バレエで培った身体の動き、感覚が本当に無理なく役に立つ。
他の踊りに足を突っ込むようになって改めてバレエに惚れ直しました♥♪♥

【今宵の名言】
昨日はバリシニコフでしたが、今日はBob Fosse先生のお言葉。
If you learn to dance this way, 
you'll dance for the rest of your life.

バレエですら現世では学びきれそうにないのに、Fosse styleも余生をぜ~んぶ捧げなくっちゃいけないんですね......
来世も踊るつもりじゃないとやっていられません。。。