2015/02/07

食生活Check〜ローザンヌ編〜

今日は帰ってからローザンヌのネット中継を見ました。
ファイナルに進んだ日本人は3人。
そのうちの女子と男子の2人がスカラシップを獲得しました。

ローザンヌ国際バレエコンクールにはローザンヌに行く以前に書類審査とビデオ審査があります。
その書類審査の中にあるのが
Eating Attitude Test。
食生活に関するテストです。
医師が立会いのもと、医師に記入してもらわなければならない食生活に関する調査シートです。
質問項目はズラリと40。
どの質問を読んでも、若いダンサーの身近にどんな状況、危険があるのかを物語っています。
上手に踊ること以前に、健康な心身で十分な稽古を積むということ自体が大変なんですね。。。




以前、日本で開催されたローザンヌの講習会がありました。
講師陣のセミナーで一番の問題として上げられたのは若いダンサーの痩せ過ぎの問題でした。
おそらくこの問題は今も同じでしょうね。

オリンピックのようなドーピング検査はありませんが、ローザンヌ・コンクールには鎮痛剤、トランキライザー(精神安定剤)、下剤、アンフェタミン、アナポリックステロイド(筋肉増強剤)、睡眠薬の服用の有無についても調査もあります。

踊りの世界、心身の強さがまずもっての第一条件。
強くないと磨くこと(=稽古)すら出来ないわけですから。
でも、時として強くなれない自分を、自分自身がどう受け止め、受け入れるか。
そこが一番難しい所で、そういうことが食べるの食べないのということにも大きく影響してくるんだろうな、と思います。
自分自身の手綱の締め方もスキルのひとつ、かな。