2013/07/07

Alice ♠♥♣♦

今日は来日中の英国ロイヤルバレエ団『不思議の国のアリス』を観に行きました。

評判通り、期待通り、すばらしくて大満足。
踊り、衣装、装置、照明、すべて素晴らしいのですが、私が見たかったのがロイヤルの長身プリンシパル、ゼナイダ・ヤノウスキーさんが演じるハートの女王。
大柄、長くて大きな手足、エラの張った顔、どれをとってもオーロラ姫でもジゼルでもないゼナイダさん。でも、ハートの女王は彼女にしかできないであろう超当たり役!


原作がある以外は振付も音楽もすべてオリジナル。
クリストファー・ウィールドンのスピーディーな振付がめくるめく展開していくワンダーランドにお客さんをグイグイと引っ張っていく、そんな作品でした。


近年はとにかく踊りのスピードがどんどんハイスピードになってきています。
TVゲームやビデオクリップといったテンポ速い映像に慣れ親しんで育ってきた世代は、瞬間的な速さで見ることに長けてきているせいか、スピード感がないとなかなかおもしろいものとして観ない傾向にあるんだそうです。
〈見る〉という行為がスピードアップしたというか、目の前にある光景をキャッチする眼の機能そのものが進化したんでしょうか。
かく言う私もスピード感のある展開、疾走感のある踊りが好きです。

自分もバレエをやっていて良かったな、そう思わせてくれる素晴らしい作品でした。

いよいよ暑くなってきました。
でも、暑いと文句を言っている暇は皆無。
明日からまたやりたい事、やるべき事がギューーーっと詰まった一週間。
暑さにやられて倒れなければ、それでよし。
美容院に行く時間、あるんだろうか。。。。。