2014/03/19

他人の顔 ♪

誰も構ってくれないので、
 私のエシレバターのミニトートに抱きついて
 いじけている熊太郎。
 
 職業柄、どうしても聴いている音楽がクラシックのバレエ音楽が中心になってしまいます。
もちろん、クラシックのバレエ音楽は大好きです。
子供の頃から当たり前に聴いてきた音楽で、当たり前にからだが動きます。
なのに、何度聴いても決して飽きることなく、新鮮です。

とは言っても、バレエ音楽ばかりじゃあまりにも世界が狭いので、なるべく幅広く音楽を聴くようにしています。
新しいイマジネーションが湧いてくるのを楽しみながら、移動中にあれこれ聴き漁っているんです。

最近、片っ端から聴いているのが武満徹の作品。
ジョン・ケージほどではないとは言え、タケミツと聞いて、よく分からない現代音楽ぅ、、、、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、世界のタケミツは『弦楽のためのレクイエム』や『ノヴェンバー・ステップス』だけじゃないんです。




私はタケミツの映画音楽が好きです。
中でもとても好きなのが安部公房の小説を原作とした映画『他人の顔』の中のワルツ。

この曲は『他人の顔』という曲名として、今では色々な演奏家が色々な楽器で演奏していますが、今日は原典版とも言える映画の中の『他人の顔』を何度も聴きてしまいました。

(なーんと歌っているのはお若き前田美波里さんで、主演はかっこ良すぎる仲代達矢さん。ご興味のある方は映画も是非見てみて下さい。見応えのある昭和の映画です。)

映画『他人の顔』の中のワルツはこれ。



このワルツがのちに弦楽曲になったのがこちら。
いつかこのワルツで踊りの作品を作ってみたいです。