母の住処作りの打ち合わせ。
限りある予算の中で最大限の要望を詰め込みつつ、細かいひとつひとつのディテールを決めていく作業。
床板はどれにするか、壁や天井はどんな色にするか、ドアの金具を検討したり、コンセントや照明の位置........etc
中古マンションの一角の『空間』を、スケルトンの状態にしてから人の住む『部屋』に作り上げていくという作業は、とても手間のかかる作業です。
その作業を、私よりもずっと若い建築デザイナーが、今日も夜中まで図面を引いてあれこれ考えてくれています。
限りある予算の中に、あらん限りの技術とセンスを詰め込んでいく作業。
一生懸命に打ち込んでくれる姿には、当然ながら若さもあって、一緒に物事を考える時間はとても創造的。
なかなかおもしろい時間でした。
何もない所からオリジナルの空間を作り上げていくリノベーションは、何もない舞台空間に踊りを作り上げていく作業と似ている部分もあって、複雑にしてかなりスリリング。
今日は生まれて初めてベンジャミンムーアの色見本をとくと眺めたりして、おもしろい一日でした。
こんな経験がいつの日か踊りに役立つかも?
色って、色々あるのねぇ〜。