バレエを教える「教え」の仕事は私にとって〈勉強〉です。
4,5歳の小さなプチバレリーナ達を教えていても学ぶことがたくさんあります。
小さな踊る子供たちのピュアな感性に、様々な音楽を聴かせることが、将来踊りを踊る人になるための第一歩。
そう思って、バレエ音楽だけに囚われず、色々な音楽を聴かせています。
そのひとつがアメリカの作曲家、エセルバート・ネヴィンのピアノ曲、Narcissus(ナルシス)。
この曲はWater Scenesという水辺をイメージしたピアノ小品集の中の1曲。
今、小さなバレリーナ達はこの曲でヨチヨチとバドブレの練習をしています。
どんな曲なのかご存知でない方もいらっしゃるかと思いますので、まずはナルシス(2分52秒)をお聴きください。
(本当はピアノ曲ですが、チェロの演奏の方がステキなのでチェロバージョンで)
この曲を聴いて子供たちは「ハワイのおんがくぅ〜」と大喜び。
えっ、ハワイ????
のんびり、ゆったりしたメロディーが彼女たちにハワイをイメージさせたんですね。
そう言われると、そんな気がしないでもありません。
現にこの曲をウクレレで演奏しているおじさまがいました。
おぉーーーー、まさにステキなハワイアン♪
小さなバレリーナ達のピュアな感性、あっぱれです。
「ハワイのおんがく、かけてぇ〜」という彼女たちは、この曲に合わせてゆ〜らゆらと体を揺らしてお手てを波々、ハワイアンを踊っています♪
「遊ばないの!」と叱らずに、そのままハワイアンを踊らせておきます。
ちっこいバレリーナ、すべての音楽を吸収してダンサーになっていきます。
ターンアウトも大事ですが、音楽を体でキャッチする感性も大事。
ハワイアン・バレリーナたちの将来が楽しみです♪
オトナの皆さんもこの曲に合わせて、ゆ~らゆらハワイアンしてみてください。
いい感じに気持ちがほぐれます。
ちなみにこの曲、一杯やってから鼻歌まじりにスキップするのに最高の曲です。
お試しあれ。