2012/11/02

薔薇の精

今日は『プチバレリーナⅡ』を私ひとりで教えました。
相方の長島先生は舞台があってお休み。
『プチⅡ』(通称:ぷちつー)は『プチⅠ』(通称:ぷちわん)から選抜された踊るお子様クラス。
発表会で踊る踊りの練習もありますからね、私ひとりでもガッチリやるぞぉーーーー。
と思って、行ったのですが、風邪が流行っているんですかね、3人お休み。
気を取り直してはじめたら、ある子がポツリと一言。

「なんかぁ、雰囲気が違う」
「そうね、今日はお休みのお友達が多いわね」
「せんせいの雰囲気が違う」

アハハ、そりゃ、そーよね、せんせい、突然、パッツン、前髪切りましたからね。
4才の少女、「雰囲気」っていう言葉をちゃーんと知っているんですねー。
ちょっとビックリ。子供だからって、侮れません。
4才の少女は時として4才のオンナなのかも知れません。


落語好きの生徒さんから頂いた
春風亭昇太タオル。


目黒から新宿村スタジオに移動したら、あたりはモクモクですごーく焦げ臭い。。。。
いつも通り稽古をしましたが、空調をつけたら焦げ臭い匂いがスタジオの中まで入って来てしまって、すぐに空調をOFFに。
スタジオ横を流れる神田川のすぐ向こうで結構大きな火事があったそうです。
一時は新宿村スタジオに火の粉が飛んでくる勢いだったとか。
稽古中に避難、なんてことがなくて良かったです。
乾燥していて風邪も流行っていますが、火事にも気をつけないと。




さて、今宵はひとつバレエの映像を見てみましょう。
1911年にミハイル・フォーキンの振付によって初演された短編バレエ作品『薔薇の精』。
初演時に薔薇の精を踊ったニジンスキーはこれで一躍スターになったとか。
以後、バレエの世界では美しきカリスマ男性バレエダンサーが踊る代表的な作品となっています。

今日の稽古の中で「ちょっと薔薇の精っぽいアームスですね」とか言ったら、『薔薇の精』を知らない生徒さんがいたので、「男性が薔薇の花がついたピンクの総タイツ姿で、頭にはお花がいっぱいのシャワーキャップみたいなのを被っている」と説明したら、なんだか変な?イメージを想像してしまったみたいで、、、、
確かに男性がピンクのお花をつけて踊るのはフツーじゃありませんが、これぞバレエの世界。
パリオペラ座バレエ団の元プリンシパル、マニュエル・ルグリ(現ウィーン国立バレエ団の芸術監督)が踊る『薔薇の精』の映像をピックアップしてみました。
この『薔薇の精』を踊る男性ダンサーはたくさんいますが、本当に『薔薇の精』になれるのは世界中を見てもほんのひと握り、数人しかいません。
前説なこの辺にして、とくとご覧あれ♪