2012/08/01

生きる為のレッスン

ぷっはぁ〜♪
五臓六腑に染み渡るビール。生き返ります。
今日は入院中の母の主治医とお話。
母のリハビリは引き続き順調。
しかし、自宅に戻って、完全とはいかないまでも、これまでとほぼ同じように暮らして行く為には、まだまだやらないといけないことがあるため、退院は8月末になりました。
あと1ヵ月の入院生活。
そして午前、午後とみっちり続く毎日のリハビリ。
さすがの母も「もうちょっとリハビリをはしょって早く帰れないの?」とちょっとガッカリした様子。
「ここではしょった分だけ、家に帰ってから自分のやりたいことが思うように出来なくなる」
ちょっと厳しいことを言って帰って来ました。



階段の上り下り。
お風呂に浸かる事。シャワーを浴びながら頭を洗うこと。
買い物。洗濯。
自分のベッドのまわりの簡単な掃除と整理。着替え。etc
生活の中でこれまで当たり前にやってきたことを、母は今、病院の中でもう一度、勉強し直しています。

私もこれと似たような事をしたことがあります。
膝の手術をして、踊りに復帰するために、まずは歩くことから始めて、ストレッチもいちからやり直して、そして身体がきちんとできてきてからはじめて、膝を捻らないようにターンアウトをして、プリエを改めて自分の体に教え直して。。。。
当たり前にやっていたバレエを、いちからレッスンし直しました。
それがとてもいい勉強になり、今の私がいます。

母は今、大腿骨骨折をしてチタン製の人工股関節を入れ、その新しい自分の体でこれから生きて行く為のレッスンをしているんですね。

頑張っている母のために、ひとつだけ楽しみを作ってあげました。
〈お出かけ〉のレッスン。
病院のある駅からひと駅電車に乗って、新百合ケ丘に行って、駅ビルでお買い物をして帰って来る。というリハビリ。
お供をするのは母を担当している理学療法士さん。
背が高くて、いつもスマイルの穏やかな30代の男性。
母がちょっとヨロッとしようものなら、ガッチリと支えてくれる頼れる男です。
薬指に指輪があるかどーかなんてことは、この際どーでもよくて、とにかく母の生きて行く為のレッスンのサポートをしてくれればと思います。

私もいつの日か、こんな生きていく為のレッスンをする日がくるんでしょうかね?
お若い男性とお出かけレッスン♡いいかもぉ
とりあえず、私の方は明日も引き続き踊りの方のレッスン。
将来のために足腰だけはしっかりと鍛えておこうと思います。