2012/02/02

ザ・ボリショイ

ばばんば、ばん、ばん、ばん、ハぁ〜、びばびば♪
たった今、銭湯からホッカホカで帰って来ました〜♪
今宵は24 時に行って約1時間、まったりボケら〜

女湯と男湯って、日によって入れ替わるんですね。
脱衣所も入れ替わっていて、危うく〈男湯〉の暖簾をくぐりそうになってヒヤっとしました。

今晩は〈金太郎を乗せた濃紺の鯉〉が背中に泳ぐ姐さんの後ろ姿を鏡越しに拝みながら湯船に浸かりました。

そしてぼんやり思い出すのは、ついさっきまで観ていたボリショイ・バレエの『スパルタクス』。
部分的に音楽は知っているものの、全幕でちゃんと観るたは今回が初めでした。





民族音楽の色濃いロシアの作曲家ハチャトゥリアンのエネルギッシュな音楽が鳴り続ける中、ボリショイ・バレエのダンサー達が踊る踊る。

ダイナミックなジャンプにリフト、そして群舞。
見所はなんと行っても『白鳥の湖』や『眠り』では決して観ることのできない男性ダンサーの踊りっぷり。
男性バレエダンサーが主役で女性バレリーナはすべてコールドと言ってもいいくらい、『スパルタクス』はザ・ボリショイの〈オトコ・バレエ〉。

ラストは圧巻。
エカテリーナ・マクシーモア2世こと、スヴェトラーナ・ルンキナさんがとても見応えありました。







18:30から始まって、25分の休憩を2回はさんで、終わったのは21:40。

ダンサーもオケ(ボリショイ劇場管弦楽団)も1回の公演で2、3キロは体重が落ちそうな大作。

観るのにもそれなりのエネルギーがいる大作でした。




『スパルタクス』を振り付けたグリゴローヴィチさんは
御歳85才にして現役のバレエ・マスター!

私の前の席にはお母様と一緒に観に来たランドセル姿の学習院小学校の坊やがひとり。
オペラグラスを手に熱心に観ていたものは一体なんだろう?

とか、あれこれ考えているうちに、今晩も銭湯でゆでダコ状態。
見事に茹で上がって帰って来ました。

銭湯の後のビールは美味しい♪