2011/08/16

愛娘の話。

幼児期にしてすでにペッピンさんのラナちゃん。
今日は踊りとは全然関係のない“愛娘”のお話。

10年ほど前の晩秋、私が保護し、我が家のニャン黒柱「太郎」が可愛がった“愛娘”がいました。

名前はロシアのバレリーナ、スベトラーナ・ザハロワから取って「ラナ」。
後のご主人で、当時私が助手で働いていた教室の生徒さんがつけてくれた名前です。




ラナちゃんと太郎の日向ぼっこデート♥

迷い猫で、ベランダから呼んでみたら、不思議なほど人を怖がる事なくスルスルと我が家に入って来て、そのまま保護しました。

当時の我が家にはすでに「太郎」と「花子」の2匹の猫が。
早速、新しいご主人を捜す事にしました。






太郎にとっては小さな妹。

幸いすぐに「猫を飼いたい」と言う生徒さんが現れ、彼女の仕事と家の事が落ち着く年明けまで、我が家で1ヵ月以上、居候をしていました。

それはそれは可愛い盛り。(生後約3ヵ月)
人間は勿論ですが、何を隠そう美猫ラナちゃんに一番メロメロになってしまったのが、当時5才だった太郎。





オモチャにされて嬉しい太郎♥


ラナちゃんは子猫なのにすでにオシャマなしっかりさんで、太郎の顔や体をせっせと舐めてお世話してくれました。

我が家に来て、自分と同じ猫がいて、安心したんでしょうね、彼女が粗相や悪さをして困るということな何ひとつありませんでした。
トイレも一発で覚えてくれました。

むしろ太郎が面倒をみてもらったくらい。
なにせ、太郎はべっぴん子猫に完全に鼻の下がびろ〜んと伸びていましたから。。。。





思い出のツーショット♥


そんな我が家から巣立って行った自慢の美猫・ラナちゃんの訃報が届いたのは6月末のことでした。

2月の発表会の際に、たまたま会場で会ったラナちゃんのご主人に、私はシンデレラの灰かぶりの姿のまま開口一番『ラナちゃん、元気?』と聞きました。

『ガンで手術をしたけれど今はもうすっかり元気』、
そう聞いて私は安心してしまいました。
元気と聞いても、あの後、会いに行けば良かった。。。
訃報が届いた晩はいい歳してメソメソ泣きました。






10才のラナ嬢。Cool Beauty!

←これはご主人が送ってくれた最近のラナ嬢の写真。

背中にある白い塗り残しはうちにいた子猫の時のまま。
瞳のまわりのくっきりアイラインもそのまま。

太郎よりも先に逝ってしまったべっぴんさん。美人薄命とはこのことでしょうか。





一緒に過ごした時間は我が家の宝物。

お盆の今日この頃。
誰もいないベランダをじっと見ている太郎がいると、もしかしてラナちゃんがうちにも帰って来てくれたのかな?とか思って、私も一緒になってしばしじっと見てしまいます。

いずれ太郎も猫天国に行ってラナちゃんに会うでしょう。
私もそっちの方に行きたいです。