2011/08/30

家宝を発見!

水仙の香りをチョイス
今日は義理の母様のバースデー。
雨の中、昆虫のように黒光りした我が家のエンジン付き愛車ハーレーにまたがり(運転手はパティシエ)、母様のお宅に贈り物を届けに行きました。

プレゼントは英国の由緒正しい庭園(差し上げたら何と言う所だったか忘れてしまいました、、、)で作られたエッセンシャルオイルを使ったルームフレグランス。
外箱を見るとワインのようですが、中身は瓶の中にお箸が立てててある、あれですよ。あれ。



表紙はレニングラードバレエ団の
リュドミラ・セメニャカ

さて、本日の本題はここから。
母上のお宅で我が一族秘蔵のバレエ本を発見しました〜!
それがコレ→

今から32年前、昭和54年に文藝春秋から発行された
『文藝春秋デラックス バレエへの招待』

うっひやーーーー、古い!
とか思ったけれども、冷静に考えてみたら、この文春デラックス(=いわゆるムック本)が出た時、私はちょうどバレエに目覚めた(?)であろう10才の頃。
うっひゃーーーー、私も古い!







←目次はこんな感じ。
(クリックすると拡大して見られます)

往年のバレエ・ファンが涙を流して喜ぶであろう、今や伝説のバレリーナの名前がズラリ。
これまであまりお目にかかったことがないステキなカラー写真も満載!

今日はその中から、最近バレエを観たり、実際に習ったりするようになった人達にも、是非、名前くらいは知っておいて欲しいダンサーの写真をご紹介。





ロシアからアメリカに亡命した(そんな時代だったんですよ!)ナタリア・マカロワミハエル・バリシニコフ。→






※写真をクリックすると
拡大してご鑑賞可能です。





←こちらは世紀の黄金ペア、
マーゴ・フォンティンルドルフ・ヌレエフ




実は父上の趣味が高じて作った本
実はこの『文藝春秋デラックス バレエへの招待』は、
今は亡き義理の父上が編集・発行した本です。
以下、父上の編集後記より。

「弊衣破帽をイキがっていた高校生が、なぜバレエなる柔弱なものを見始めたのか、我ながら納得がいかない。
だがとにかく、その“破帽”を気にしいしい、小牧や貝谷の公演に足を運んだのは確かだった。
帝劇の天井桟敷で借り物の軍用双眼鏡を目に押し当て、本でしか知らなかったダニロワの姿を追い続けた」

軍属の高校生だった父上が何故にバレエにハマったのか、その詳細を聞いたことはありませんが、愛娘は貝谷バレエ団でバレエを習い始め、その後、一族に“混入”してきた嫁は奇しくも小牧バレエ団で踊り。。。。。



ちなみに本日誕生日を迎えられた母上も、レオタードすらない時代にバレエを習ったことがあるというステキな経験の持ち主。
そんなこんなでバレエと縁の深い我が一族。
そこに混ぜて頂いた〈踊る嫁〉は、いつも父上の眠る青山墓地の近くの稽古場で感謝の気持ちを忘れず踊ることを心がけています。

※母さまへ。一読したらこの家宝、必ずご返却いたします。