今日は、生徒さんから「先生、股関節を回すっていうのが分からない」という質問があったので、〈股関節〉の勉強を少々。
これが我々の骨盤と、そこにはまっている左右の大腿骨(足の骨)。
大腿骨は骨盤の骨と一体化しているわけではありません。
骨盤と大腿骨とは別々の骨のパーツで 靭帯によってつながれています。
ちょっと大雑把過ぎる言い方かもしれませんが、操り人形のパーツが糸によってつながっているのと似た感じです。
もうちょっと近くでみて見るとこんな感じ。
股関節が骨盤の一部、穴ぽこが開いた部分にはまっています。
このはまっている角度、はまり具合の緩さ等が各人の股関節の可動域の違いとなって現れます。
骨盤を取っ払ってしまって、大腿骨の上部、股関節部分だけを見てみるとこんな感じ。
足の骨(=大腿骨)の上の方にある〈大腿骨頸部=だいたいこつけいぶ〉のさらに先っぽにある〈大腿骨頭=だいたいこつとう〉がいわゆる股関節のボールの部分。
ソケットに当たる部分はこの股関節がはまる骨盤の穴ポコ部分です。
バレエはこの丸い股関節部分を回して、足が開き、そして最大限の可動域を使って、足を高く上げたりすることが可能となります。
なのでバレエは〈TURNOUT〉であって〈OPENOUT〉ではないのです。
と、頭で理解はできても、これを自分の体で実践するのは難しいですね。
なのでバレエには気長なレッスンが必要なんです。
続きは、お教室で。
我々の身体の中には等しくこの〈股関節〉があるんですよ〜。
今夜の卓上バレエはこれにておしまい。
今夜は珍しくマジメなお話でした。