わずか3時間にして瀕死の状態になったFREEDを再生させました。
剥がれた中敷きを張り付け直し、ボックスにニスを流し込みました。
本来は刷毛でニスを塗っていきますが、私の場合、ボックスの中に直接ニスを入れて、ポアントを傾けながら、ボックス内側にニスを浸透させていきます。
(ちょっと横着なやり方)
ニスがボックスからはみ出すとポアントを包んでいる布に染みて、こんな感じのシミになります。→
本番に使うポアントだとしたらあまり好ましくありませんが、ダンサーによっては気にせずこのまま舞台に出て行きます。
私は多少お粉をはたいたりして、目立たないようにします。
中敷きを張り直す前に、釘が抜けてベロンと剥がれたソールを再生させるべく、釘の代わりにあるものを使って、ソールを靴底に止め直しました。
(素人の改造で怪我をする恐れもあるので、これ以上の詳細を知りたい方は直接私にお尋ねください)
これでこのポアントが息を吹き返すかどうか、明日の稽古で分かるでしょう。
ポアントを買うのにも苦労した経験があるゆえ、いい年していまだにポアント貧乏性の私。
ジョギングシューズは驚くほどの早さで進化している靴ですが、ポアントは驚くほど進化してこなかった靴。
そんなポアントの進化の口火を切ったのが、当初は全世界のバレエ教師を敵に回したGaynor Minden。
ゲイナーのポアントに関してはまたいつか。
明日は春うらら〜♪のいいお天気だとか。
皆様、ステキなサンデーをお過ごしください。
おやすみなさい。