2010/02/09

アゴの長い宝物。

昨日ご紹介した私の宝物であるアントニオ猪木の人形について。

これは10年近く前に、私の小学校時代の同級生で、今は某総合病院の整形外科のドクターからもらった物です。
痛い足を引きずり別の病院で撮ったMRIの写真を持って彼のもとを訪ねた時、開口一番「お前、馬鹿か!すぐ手術しろ!」と言われました。
それで、ようやく目が覚めました。
当時、フツーの人なら歩けないような足で踊っていました。

踊りも教えの仕事もお休みして、ドクターの彼が紹介してくれた関節鏡の名医の手で足を治して頂きました。
その入院中に、同級生の彼が見舞いに病室を訪ねてくれて、置いて行ったのが、今、私の机の上に鎮座するアントニオ猪木です。


まったくラッピングしていない値段のついたままの猪木をハイよ、とくれました。
質素過ぎる病院食で飢えていた私は食えもしない猪木に正直ガッカリ・・・
でも、せっかく頂いたのでその猪木をベッドサイドに置いておいたら、次の日から来るわ来るわ猪木信者の若いドクター、そして研修医たち・・・・
私の病室は連日、賑やかでした。

あれからもうだいぶ経ちます。
今でも、ケガをしてピンチになると同級生をいいことに彼に泣きつきます。
そしていつも怒鳴られます。「お前、年、考えろ!」
その度にアンタからもらった猪木の背中には“闘魂”って書いてある!とブツブツ・・・
今や彼は大きな病院の立派なお医者さまです。

小学生の時、彼のチョココロネのチョコの部分に舐めた指を突っ込んで泣かせたのは私です。あぁーーー、ごめんなさい。(懺悔、懺悔)


                   猪木さまのナイスな笑顔♥
私にガンバレよと言っているような気がしなくもない。