2010/02/13

我が家の豪邸

我が家の中で豪邸にお住まいの方がいます。
女帝「花子」メス・13才。



 








こちらが彼女専用の個室『猫ちぐら』。
藁を編んでできた猫のねぐらです。

高さ:約38センチ
直径:約45センチ
重さ:片手で持つのがシンドイ重さ






稲刈りが終わった後の藁を使って作られたもので、雪国の人たちが収穫した米を狙うネズミを獲ってくれる猫のために大正時代から作ってあげている物だそうです。
雪国使用のものですから保温性は抜群。我が家の花子はこの中にフリースを敷いてマイ湯たんぽまで入れているので、それはもう天国を独り占めです。

 お休みのところカメラを向けたら、ちょっと不機嫌な顔になってしまいました。。。。










この『猫ちぐら』、類似品がかなりありますが、我が家のは本家本元・新潟県関川村で作られた『猫ちぐら』。
注文して約10ヵ月後、忘れた頃に届きました。





作ってくれたのは関川村の「横山ノブ」さん。農家のおばあちゃんでしょうか?

特大サイズでお値段はなんと17000円!
ちょっとお高い気もしますが、この『猫ちぐら』が売れて農閑期のノブさんの収入になって、それでお孫さんにお年玉があげられるのかな・・・とか、勝手に色々な事を想像したら、このお値段が妥当に思えるようになりました。


我が家にこの豪邸が届いてから約1年。
今でも『猫ちぐら』の中に鼻先を突っ込むと、ほんのりと藁の匂いがします。
私も花子も都会育ち。時折、一緒にクンクンしては行ったことのない新潟県関川村と、お会いしたことのない「横山ノブ」さんに思いを馳せています。

ちなみに、オス猫2匹と私には今のところ豪邸はありません。