2012/03/21
気持ちは5番
今日も稽古着とポアントの入った大きなカバンを持って、春の高層ビル群を抜けて新宿駅へ。
思いのほか早くに駅に着いたのでジューススタンドでミックスジュースを一杯。
ものの3分でビタミンチャージ。
一杯飲み屋も好きですが、私は駅構内のジューススタンドも好きでよく、一杯やっています。
本日の稽古場で話題になったこと。
「やっぱりバレエは5番!バレエをやっているならば、ちゃんと5番に入れなければ、バレエをやっていることにはならない」
もちろん、私も同感です。5番に限らず、バレエにはすべてポジションがあり、そのひとつひとつに名前がついています。
それ以外の場所はバレエにあらず。
バレエを踊るという事は、5番(ポジション)をきちんと通るということで、、、
こういう話はバレエをやっている限り、永遠に続く話です。
ポジションはバレエの美しき知性。私はそう思っています。
「気持ちは5番なのにな‥‥」とポツリと言うダンサーがひとり。
その気持ち、痛いほど分かる。
その気持ちをカラダで表現するのがバレエ。
バレエを踊っているんですから、毎夜〈5番〉にうなされるのも悪くないかも知れません。
稽古場の帰りに検査入院中の父がいる大きな病院に行きました。
「死んだら棺桶に羊羹を入れてくれ」という父に、まだ死んでもいないのに好物のとらやの羊羹を持って行ったら、えらく喜んでくれました。
「病院の飯がマズい」と言って焼き芋を食べている父は医学事典が大好きな検査のエキスパートです。